こちらは国リハ学院リハビリテーション体育学科HPです。 〒359-8555 埼玉県所沢市並木4-1
国立障害者リハビリテーションセンター内 学院棟2F

  1. Home
  2. 学科案内

リハビリテーション体育とは


<スポーツや運動を通した生活の再構築>

 リハビリテーション体育とは、身体や精神などに障害のある方や疾病・加齢などによって心身機能に何らかの制限のある方々(以下、「障害者」)に対して、各種検査・測定による評価を行い、問題点を明らかにし、「スポーツ(身体活動)」を通してその人らしい生活を再構築するための支援を科学的に探求し、実践する分野です。


沿革


 国立障害者リハビリテーションセンター学院は、障害者のリハビリテーションに関する技術者の養成と各種専門職員の技術向上を目的とした研修を行う「教育・訓練担当部門」として、1979(昭和54)年に現在の所沢市内に設立されました。
 本学科は1991(平成3)年に厚生労働省(旧厚生省)所管の国立専修学校「リハビリテーション体育専門職員養成課程」(2年課程)としてスタートし、1999(平成11)年からは「リハビリテーション体育学科」と名称が変更されました。
 平成26年4月現在までに141名を輩出し、各分野で先駆的及び指導的役割を果たしています。

平成元年5月リハビリテーション体育専門職員養成課程に関する委員会を設置
平成2年3月リハビリテーション体育専門職員(仮称)養成に関する委員会報告書を作成
平成3年4月リハビリテーション体育専門職員養成課程が2年間の過程で発足(厚生省告示第58号)
平成11年4月リハビリテーション体育学科に名称を変更
平成19年4月財団法人健康・体力づくり事業団が行っている健康運動指導士認定試験に関わる養成校として認定

応募資格について


当学科の学生募集要項などの「応募資格」は以下の様になっています。

1)教育職員免許法(昭和24年法律第147号)による保健体育の高等学校教諭の専修免許状又は一種免許状を有する者(見込みの者含む)
2)1)と同等以上の知識及び技能を有すると当センター総長が認めた者

この「2)…当センター総長が認めた者」が具体的にはどのような方を指すのかについてですが、以下のいずれかに該当する方は応募資格を有している可能性がありますので、当学科にお問い合わせください。

▪体育系大学(学部・学科)に在籍または卒業した方
▪体育会などでスポーツを実施していた方
▪ボランティアを実施していた方

「入学者の概要」についてはこちら

「気になることあれこれ~学習編~」についてはこちら


教師紹介


<専任教官>
梅崎多美(うめざきたみ)

◆専門分野:肢体不自由者のスポーツ・体育
◆研究テーマ:車椅子バスケットボール、障害者スポーツの普及、障害のある方への水中運動
◆自己PR:学生時代から車椅子バスケットボールに関わり、現在は女子チーム「ELFIN(エルフィン)」の監督を務めています。他にもスキューバダイビングやスキーをしながら、スポーツは生活の幅を広げる可能性を秘めている!をモットーに「心が動く」瞬間を日々模索しています。
◆メッセージ:人生何がきっかけで変わるか分かりません。「今まで」よりも「今から」が重要です。


高橋春一(たかはしはるかず)

◆専門分野:スポーツ精神医学
◆研究テーマ:「精神障害者とスポーツおよび運動介入に関する研究」、「自閉症スペクトラム障害児(就学前5歳児)における運動の苦手さに関する研究」、「青年期発達障害者の体力と運動介入に関する研究」など
◆自己PR:スポーツを精神疾患の治療・リハビリテーションや健康づくりに応用するため、精神科臨床において運動療法を実践してきました。専門は、精神障害(発達障害含む)を対象とした、応用行動分析学的手法を用いた効果的なスポーツ支援法の開発と健康づくりのための運動処方とプログラミングおよび教育カウンセリング
◆メッセージ:リハビリテーション体育の専門家は、障害のある方との"やりとり"を通して、今、そこで起きている事態の心理的な意図を把握し、その時々に応じた支援法を再構成しながら実施します。カラダを動かすために必要なココロの動きを一緒に探ってみましょう!


<講師>
樋口幸治(ひぐちゆきはる)

◆専門分野:運動生理学、車いすスポーツ、格闘技
◆研究テーマ:障害者の研究づくり、障害者の運動時呼吸循環器応答
◆自己PR:人は、日々、進化を遂げます。暑い心と冷たい頭をモットーに、自己研鑽。
◆メッセージ:医科学研究と実践指導を通して、障害者の日常生活を支えるプロフェッショナルを目指しましょう!


江黒直樹(えぐろなおき)

◆専門分野:視覚障害児者のスポーツ・体育
◆研究テーマ:視覚障害者スポーツ、ゴールボール
◆自己PR:

▪日本ゴールボール協会女子強化部長。
▪2004年アテネパラリンピックゴールボール女子銅メダル(ヘッドコーチ)
▪2012年ロンドンパラリンピックゴールボール女子金メダル(ヘッドコーチ)
▪2013年「第5回ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ奨励賞」受賞

◆メッセージ:世界トップレベルの選手を育成する現場を多くの学生に見て頂きたいと思います。その上で、指導ノウハウを共有しながら、選手の動作分析、体力特性、健康管理などに興味のある方がいれば共に調査・研究を進めて行きましょう。


<現場講師>
岩渕典仁(いわぶちのりひさ)

◆専門分野:障害者スポーツ
◆研究テーマ:ウィルチェアーラグビーに関すること、高次脳機能障害者の運動・スポーツに関すること
◆自己PR:

▪日本ウィルチェアーラグビー強化委員長
▪2005年 ウィルチェアーラグビー国際公認審判
▪2010年 ウィルチェアーラグビー世界選手権銅メダル(ヘッドコーチ)
▪2012年 ロンドンパラリンピックウィルチェアーラグビー4位(ヘッドコーチ)
▪埼玉県障がい者スポーツ指導者協議会役員、リハビリテーション体育研究会役員

◆メッセージ:「スポーツ」には無限の可能性があります。それぞれの障害特性、程度に合わせて、ルールや用具を工夫することで、障害者もスポーツを楽しむことができます。障害者のスポーツ参加について一緒に勉強して行きましょう。


山下文弥(やましたふみや)

◆専門分野:
▪障害者のヘルスプロモーション
▪メタボリックシンドローム解消の運動指導
◆研究テーマ:「障害者の健康づくり~運動・健康教育~」
◆自己PR:私は、障害をお持ちの方の健康づくりに、運動・スポーツを活用し、生活習慣の改善・健康寿命の延長など、日々の生活を豊かにすることを目的に実践に取り組んでいます。
◆社会貢献:サッカー(視覚障害者・脳性麻痺)の指導・チーム作りに取り組んでいます。
◆メッセージ:得意分野を伸ばすため、専門性のある環境下で、夢への第一歩を一緒に踏み出しましょう。



学費


授業料は、月額34,000円(26年度実績)で、第1期(4月から9月までの分)と第2期(10月から翌年3月までの分)に分けて、年額の2分の1に相当する額を徴収します。その他の経費として、2年間の教科書・教材費等として33万円(26年度実績)を徴収しますが、臨床実習に関する経費(交通費、宿泊費等)は自己負担となります。

<平成26年度入学生の実績>
1年次 授業料 408,000円(年額)
半期ごとに半額納付 共通必要経費 330,000円
卒長までに必要な教科書、教材費等
2年次 授業料 408,000円(年額)
半期ごとに半額納付

※授業料・共通必要経費は年度ごとに決まり、変更される場合があります。
※共通必要経費は各学年の全員が共通して必要な教科書等を一括購入するために学科でお預かりしているものです。残金がある場合には、卒業前に返金しています。


学生・卒業生の声


<在学生>
リハビリテーション体育学科 髙橋 祥亮

私は、大学時代の障害者支援施設での実習や大学卒業後のボランティア活動などを通じて、障害のある方とスポーツを通じて関わらせていただく機会があり、その際にスポーツや運動の重要性を強く感じました。そこで、将来は障害のある方々がスポーツを通じて生きがいを見いだせるような支援がしたいと思い、リハビリテーション体育学科を受験しようと決意しました。入学後、授業やクラブ活動を通じて、障害や障害者スポーツについて深く学べる機会が多くあり、この学科には自分自身の将来の夢を実現させるために必要な環境が整っていると感じています。今後も多くの経験を積み、障害者スポーツの現場で活躍できるような人材を目指して頑張りたいと思います。

リハビリテーション体育学科 高畑 翔

私は大学時代に学院のオープンキャンパスに参加したことがきっかけで、障害のある方々のスポーツについて深く学びたいと思うようになり、リハビリテーション体育学科を受験しました。入学後は、解剖学やトレーニング原理、運動処方実習など座学や演習を通して障害者の運動・スポーツ指導に必要な知識・技術の習得に勤しんでいます。また、放課後のクラブ活動や障害者スポーツ大会のボランティア、野外活動など学院内外で障害のある方々と関わる機会も多く、日々刺激を受けながら学んでいます。興味のある方はぜひオープンキャンパスに足を運んで、学科の雰囲気を体感しに来て下さい!

リハビリテーション体育学科 大作 眞智子

私は大学時代、縁あって東京都の障害者スポーツセンターでスポーツ教室のボランティアや補助員活動をしていました。私はスポーツが大好きで、車いすの子どもがスポーツの中で喜んだり悔しがったり緊張したりしている姿を見て、スポーツを通して得られる特有の感情を共有できることにとても魅力を感じ、障害者スポーツに携わりたいと強く思いました。そのためには、障害についてもっと深く学び、楽しく安全な運動プログラムなどを自分で考えられるようになりたいと思い、このIP学科(リハビリテーション体育学科)を受験することを決めました。


<卒業生>
社会福祉法人太陽の家 服部直充
(リハビリテーション体育学科3期)

1995年3月にリハビリテーション体育学科を卒業しました。学科の最大の特徴は、そのカリキュラムにあると思います。各講義は、その道の一流の先生方ばかりで、幅広い分野の勉強ができ、専門性を高めることができます。講義のみならず、演習、実習、研究を通して、知識の習得だけではない、感じること、考えることの大切さを学びました。卒業してから20年近く経ちましたが、人生の中で最も貴重な経験のできた2年間だったように思います。卒業後は、常にリハビリテーション体育関連の仕事に携わってきた訳ではありませんが、学院で過ごした2年間がいつも仕事を行う上でのベースとなっている気がします。活躍の場は広がっていると思います。ぜひ一人でも多くの方にリハ体育の門を叩いてほしいと思っています。


社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団名古屋市障害者スポーツセンター
大河原 裕貴
(リハビリテーション体育学科6期)

卒業後、名古屋市障害者スポーツセンターで運動指導をしております。そこでは、障害者の皆様が健康増進、人間関係づくり、生きがいづくり、リハビリテーション・・・など目的を持って利用されています。リハビリテーション体育学科では、それらの目的に対応できる基礎から最新情報までを習得できるカリキュラムが用意されております。競技スポーツだけを特化するわけではないですが、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。それに伴いまして障害者のスポーツはさらに進化し続けなければなりません。まだまだ少ない障害者スポーツの仲間の一人になりませんか?


リハビリテーション体育"Reproud" 伊藤秀一
(リハビリテーション体育学科9期)


『訪問専門のリハビリテーション体育サービス』を展開しています。施設や個人宅等に伺っており、サービスを利用している方は障がいのある子どもから高齢の方、運動の苦手な子どもと多岐にわたります。
「障害」と聞くと、身体の障害を思いうかべる人が多いかもしれませんが、けっして身体に限ったことではありません。心や社会的関わりに障害を感じている人もいます。リハビリテーション体育は、スポーツのダイナミズムを利用してそういった方々の『生きる』を支援します。


埼玉県障害者スポーツ協会 優尚世
(リハビリテーション体育学科14期)

障がいのある人を対象としたスポーツ活動を運営・支援する団体で、障がいのある人が日常的にスポーツに親しめるようになるにはどうしたらいいかを考え、その実現に向け取り組んでいます。
業務としましては、スポーツ大会や教室の開催・運営、教室での指導、大会への選手団の派遣、総合的な学習の時間への協力、障がい者のスポーツに関する情報提供などを行っています。様々な障がいのある人を想定し企画することや、参加者に応じて柔軟に対応することが必要となりますが、日々の業務を行う中での基礎として、リハビリテーション体育学科で学んだ知識や実習経験、多くの障がいのある人に出会えた経験が強みとなっています。


公益社団法人群馬県医師会
群馬リハビリテーション病院 内藤舞
(リハビリテーション体育学科15期)

<現職について>
群馬リハビリテーション病院(旧 沢渡温泉病院)に勤務して7年目となります。担当は、リハビリテーション部の医療体育(MST;Medical Sports Therapy)という部署で、楽しみながら体を動かすことを通して、自主性を構築し、退院後の生活に必要な体力や活動性の維持・向上を図り、健康的な生活を送るための支援をしています。
私が学院へ入学したきっかけは、大学時代に特別支援学校へ実習に行く機会があった際、実際に障害児・者の方々と接した中で「障害のことをもっと知りたい」と思ったことです。
学院では苦しいことも経験しましたが、「一つずつ向き合って、コツコツとやる」なかで、障害のことや指導のことなど、今の自分の基礎となる多くの事を学びました。みなさんも学院の2年間で奥の深い「リハ体」のことを学んでみて下さい!!


ページのトップへ戻る