ヘルスキーパー採用に係わる検討事項

 

項目

検討事項

処遇

o社員、契約社員、嘱託、アルバイトなど採用時の処遇等を検討し契約書(就業規則)に明記する

勤務時間等の検討

o障害の程度、通勤時間、施術時間、1日当たりの施術人員等を勘案し、時差勤務を含め検討する。

o障害者雇用率の対象となる短時間勤務者の労働時間は、週20時間以上、30時間未満が条件である。

給料・賞与

o時給、日給、月給(最低賃金制)、賞与、退職金等の扱いを本人の生活安定と労働意欲を喚起させることの

両面を考慮し検討する。

o状況により就業規則の見直しが必要となる。

本人の実態把握

o障害が先天的か後天的か、障害受容の状況は。

o国家資格(あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう)の資格を保有しているか、施術技術のレベルは実際に

施術を受けて確認する必要がある。(少なくとも、あん摩マッサージ指圧師資格を有すること)

o接客能力があるか、予約受付やカルテ管理のためのパソコン操作能力を把握する。なお、施術能力を中心

に検討することが大切である。

採用対象・ソース

o従業員の男女比率、年齢構成を基にヘルスキーパーは男女いずれを選ぶか、人物本意で考えることを含め

検討する。

o別添の「関東・甲信越地区盲学校・養成施設一覧表」を参考にして採用活動を展開されたい。

建物設備の改装の

必要性

o建物内の手すりやエレベータ内等の点字案内板、廊下の点字ブロックの取り付けなどは、本人の障害の程

度に応じて相談の上実施する。

施術に必要な備品・

消耗品等

oマッサージ室のスペース、ベッド(電動・固定、大きさ、高さ、幅、設置位置)、ヘルスキーパー用設備

(事務机、パソコン、拡大読書器)、消耗品(シーツ、枕、着替、枕用ペーパータオル等)は、ヘルスキーパー

ならびに養成施設・盲学校の意見を参考にして決定する。

oなお、これらの医療機器や消耗品は、需要が限られていることから、ほとんど値引をしてもらえない物が多

いので、予算計上には注意が必要である。