マッサージ室利用料金の考え方について

 

マッサージ室利用料金の考え方について

 

標記につきまして、他社におけるマッサージ室の利用実態調査結果を踏まえ、

下記のとおり利用料金を徴収することといたします。

 

                 記

 

1.有・無料の検討結果

(1)有料とする場合

当社の事業所は、本社ならびに各支社が関東圏に散在しており、マッサ

ージ室は本社のみに設置するために、施術を受けられる者が限られることや

受けたくても勤務地の関係から受けられない者も出る状況にある。

このため受益者負担の考え方に基づき有料とする。なお、利用料金は他社

の状況、利用率の向上、つり銭の授受・管理の容易さなどを勘案し、1回当

たり500円とする。

(2)料金の授受

利用者が施術を受ける際にヘルスキーパーに直接手渡すこととする。

(3)収入金の会社への納入

o収入金は、1週間分をまとめて週末に受付台帳とともに労務・生活

グループに提出する。

 

1.無料とする場合

 

留意点

1.無料とする根拠の明確化

無料とするためには、単なるリラックスでも、治療でもない目的性(会社としての必要性)をもたせることが

重要である。

運用案

・マッサージの目的

身体疲労に伴うストレスから生ずる成人病の予防、精神疲労からくる精神疾患の予防を通じ業務効率の向上を

はかることを目的とする。

留意点

2.勤務時間中の利用

単なる社員サービスではない目的性をもたせる必要がある。

運用案

  ・マッサージの利用

利用者の任意性や単なるサービスを排除するため、上司の許可を得る。

     ・健康診断結果を基に、産業医の指示および上司の許可を得る。

    なお、同一人の度を越える頻繁な利用を防止する観点から原則として週1回を限度とする。ただし、産業医が

継続的集中的にマッサージが必要と認めた場合はその指示に従う。

 

3.参 考

他社のマッサージの利用形態

 

種類

診療としてマッサージを行う場合

  診療外のマッサージを行う場合

実施場所

病院、市中の施設

 

  市中の施設、○○社の保養施設など

 

目的

 

腰痛症、筋麻痺、関節拘縮等の治療

 

  身体疲労の解消、リラックスのため

 

利用者

  医師が治療上必要と認めた者に限定

  希望者が任意に利用

 

 

利用料金

 

 

  保健治療の対象

  設備により点数が相違

・A病院(本人負担分)           

複雑な場合:110点          

簡易な場合: 65点

 

市中の場合:

3,500円〜5,000円

A社保養所の場合:

1回当たり525円