マッサージ室の環境整備の工夫例
〜 リラクゼーションによる五感の癒し 〜
マッサージ室は、施術者の確かな技術のもと、ひと工夫プラスして環境を整えることにより人の五感を刺激する空間となり、
体の治療だけでなく “癒しの空間” となります。五感を総合的に活かした
“心と体の癒し” はいかがですか。
1.触覚
あん摩マッサージ指圧を中心とした施術により、こり、むくみ、はり といった症状を緩和し、血液循環、免疫力等を活性化し、
自然治癒力を高めます。
2.視覚
やさしい色合いで統一した部屋作りが利用者を和ませます。
◇間接照明でリラックス
仰向きで施術の際、直接照明では利用者が眩しくてリラックスできないため間接照明にします。
◇目を冷やしたり温めたりして眼精疲労を防ぎます。
冷やす場合 : 目が熱っぽいときや白目部分が充血しているとき
温める場合 : ドライアイなどで目がショボショボするとき
3.聴覚
ヒーリング効果のある音楽(BGM)で脳をリラックスさせます。
◇利用者の要望があればBGMのCDを貸し出します
自宅でもお気に入りのBGMでリフレッシュできます。
◇複数の施術ベッドがあるところでは、隣の会話が気になりません。
4.嗅覚
良い香りはリラックス効果を高める働きがあります。
アロマセラピー【aroma(芳香とtherapy(療法)】という言葉で知られています。
アロマオイルやハーブティーの香りが効果的です。
5.味覚
冷水、お茶など、施術後の一杯がノドを潤し、「美味しい」と感じることで、脳がリラックスします。
水分を補うことで更に血液循環を向上させ、老廃物の体外放出を促進させます。
“五感”はそれぞれの相乗効果によって、更にリラックス状態へ導きます。
マッサージ室に来訪した瞬間からほっとし、施術後はリフレッシュして職場に戻れる環境作りをしていきましょう。
写真提供:日本システムウエア株式会社 特例子会社 NSWウィズ