健康管理室紹介
健康管理室 矢田部 あつ子

 健康管理室は、東西宿舎に近いサービス棟2Fの売店前にあります。
 平日8時30分〜13時、月・水・金17時15分〜19時に保健師・看護師が在室し、ご自身で健康管理を上手に出来るよう支援しています。
 健康管理室の利用状況は、訓練前の時間や休憩時間に、血圧・体重測定や血糖測定などで来室する方が一番多くなっています。その際、スタッフと一緒に体調確認し、健康相談を行っています。また、ご自分で出来ない場合は、爪切りや傷の手当てなども行っています。
 利用開始時には健康診断を行い、その結果、約4割の方が肥満で、ほとんどの方が高血圧や脂質異常症、高血糖など生活習慣病の方でした。自立支援局での宿舎生活は、起床時間や食事時間などの日課により規則的な生活を送ることができ、運動できる環境もあるため、利用中に検査の数値が改善される方も多くなっています。また必要に応じて栄養相談を行い、間食や外食の取り方など、皆さんの生活状況を伺いながら改善策を一緒に考えています。
 宿舎生活や訓練では、集団で行なわれるため、インフルエンザや急性ウイルス性胃腸炎などの集団感染が気になるところですが、ここ数年、集団発生はありません。利用者の皆さんの食前や外出後の手洗いやうがい、マスクの着用など、日頃の心がけや規則的な生活が効果を上げているものと思います。また、職員に対して職員研修により集団感染を防ぐための対応方法などを確認しています。感染症は持ち込まない・広げないが原則です。
 利用者の皆さんの健康の維持増進については、訓練や宿舎生活、そして、修了後も元気に過ごせるよう支援していけたらと考えています。

写真1:健康管理室の様子
健康管理室の様子
写真2:職員研修の様子
職員研修の様子