第二自立訓練部スタート ‐ 提供サービスについて‐

② 提供サービスについて
第二自立訓練部が頸髄損傷者に提供するサービス等について簡単に紹介します。
(1)訓練部門
身体機能の改善や、代償動作の獲得に向けて支援します。また、施設内での生活場面や終了後の生活を想定し、福祉用具、住環境の整備等の支援も行います。
①理学療法(PT)  
移 動
手動車いすの駆動、電動車いすの操作等、個々の身体状況に応じて実用的な移動手段を選択するとともに、その能力の向上を目指します。
起居動作
仰向け、うつ伏せ、座位など、さまざまな姿勢の安定性向上と、各姿勢を結ぶ寝返りや起き上がり等の動作能力の向上を目指します。
移乗動作
ベッド・トイレ・風呂・自動車などへの乗り移りについて、身体状況に応じた方法を検討し、その能力の向上を目指します。
 
画像:提供サービスについて(理学療法)
自動車関連動作
自動車の運転に必要なさまざまな関連動作の獲得を目指します。

車いす、他の補装具の選定や調整
車いすや各種装具など、身体状況に応じて必要な補装具について検討するとともに、その作製に向けた助言・指導及び調整を行います。
画像:提供サービスについて(自動車関連動作)
②作業療法(OT)  
食 事
自助具や福祉機器を活用しながら、食事動作の 向上を目指します。

整 容
自助具や福祉機器を活用しながら、歯磨き・髭剃り・洗顔・爪切りなどの整容動作の向上を目指します。

更 衣
身体状況に応じてベッド上あるいは車いす座位などの環境設定や動作方法を考慮しながら能力の向上を目指します。
画像:提供サービスについて(作業療法)
排 泄
排尿は、自己導尿や留置カテーテルの操作、収尿器の処理や片付けなどができるよう支援します。
排便は、身体状況に応じて高床式トイレや移乗台を設置した洋式トイレなどの環境を利用し、座薬挿入器やお尻拭き用具( 清拭具) などの排便用自助具を使用して排便動作の獲得を目指します。

入 浴
身体状況や訓練終了後の生活環境に応じて、高床式浴室やシャワーチェア等を利用して入浴動作の獲得を目指します。

住環境整備
福祉用具の紹介や住宅改修相談、必要に応じて家庭を訪問し、家屋調査や住宅改修などを支援します。
画像:提供サービスについて(作業療法)
③リハビリテーション体育(IP)  
スポーツの持つ様々な特性を活用し、体力や運動能力の向上を目指します。また、運動の習慣化に向け、競技スポーツの体験や自身で継続できる運動方法の習得などの支援を行います。 運動技術の獲得
スポーツを行う際に必要な、投げる・捕る・打つなどの動作や、より応用的な車いす操作技術の訓練を通じて、自身の身体を理解し自在に動かすことができる運動技術の獲得を目指します。
体力の向上
10m走や1,000m走などの走種目、競技として行われている種目に加え訓練の為に考案したゲーム種目などを通じて、瞬発力や持久力、敏捷性などの体力の向上を目指します。
社会性の向上
グループで課題に取り組む訓練を通じて、集団の中で自身の役割を発揮するなどの社会性の向上を目指します。
画像:提供サービスについて(リハビリテーション体育)

(2)看護部門
健康的な生活を送ることを目指し、健康管理や身辺処理が出来るように支援します。
画像:提供サービスについて(看護部門)

(3)介護部門
日常生活や環境整備等について直接的な支援を行うとともに、実際の生活場面で活用出来るように支援を行います。
画像:提供サービスについて(介護部門)

(4)社会・職能訓練部門
①日常生活上の相談・支援 ②行事やレクリエーションの実施
家庭復帰や復学、復職等の個々の目標達成に向け、関係機関との各種相談や連絡調整を行います。
個々の目標や自立計画へのアドバイス、家族や市区町村との連絡調整、福祉サービスの利用調整等を行います。
画像:提供サービスについて(社会・職能訓練)
センター内の行事への参加や、所外レクリエーション等を行い、グループでの活動や外出に関する支援を行います。
③職能訓練
就労や余暇活動の充実等、個々のニーズに応じて、パソコン技能やインターネットの活用等の支援を行います。
画像:提供サービスについて(職能訓練)

③ 最後に
第二自立訓練部では、主に重度の肢体不自由のある頸髄損傷者を中心に受け入れ、個々人の状況や目標に応じて前述した各種サービスを組み合わせてサービス提供を行っています。
これからも頸髄損傷者に提供する福祉サービスを充実させ、利用者の社会参加を推進していきます。