平成28年国立障害者リハビリテーションセンター体育祭

 国リハのスポーツの祭典、体育祭は、利用者、職員、学院生など総勢500名ほどが陸上競技場に集い、日常の訓練や授業のくくりを超え、それぞれの状況に合わせて身体を動かし、競技や応援を楽しむ恒例行事として開催されています。
 今年の体育祭は6月3日金曜日に開催されました。この時期は入梅直前でもあり、毎年天気が気になるのですが、今年はからりとした絶好の体育祭日和となりました。
 朝9時半、予定どおり開会式を開始。開会宣言、昨年度優勝の白組代表より優勝杯返還、力強い選手宣誓、準備体操や競技説明と続き、その隊列のまま参加全員の大玉送りから競技スタート。今年は紅組が幸先の良い勝利を収めました。
 大玉送りの後、トラックでは車いすスラロームや学院生・職員による障害物競走、フィールドでは10人11脚リレーやストラックアウト、アキュラシーなどの競技が行われました。利用者代表や職員による実況中継も楽しく、車いすスラロームでは日頃鍛えた巧みな操作に拍手が沸いていました。
写真:天気に恵まれての体育祭
 午前最後の競技は人気のパン食い競争。最終組では自立支援局長、各部長が参加し、さまざまなところから声援が飛んでいました。
 熱戦に次ぐ熱戦の結果、午前の競技を終えた時点では270対270の同点となり、勝敗は午後に持ち越しとなりました。
 午後最初の競技は、今年から採用されたジャンケンチャンピオンです。車いすの方と立位の方に分かれ、お互いに自己紹介と握手をしてジャンケンをし、負けた人は列の後ろへ…を繰り返していき、長い列を作っていきます。紅白双方150人ほどの列となったところで、紅組先頭と白組先頭の決戦ジャンケンが行われ、白組の勝利となりました。
 和やかな雰囲気となったところで、次は綱引き。双方ともに力が入る中、行きつ戻りつの大熱戦となり、1本勝負で紅組が勝利しました。
写真:体育祭午前の様子
 その後フィールドでは、新競技のフライングディスクのディスタンス(遠投)が行われました。午後になり、少し風が舞って遠投が難しい状況でしたが、41メートルの大記録が樹立され、来年の目標記録となりました。
 最後の3種目は、学院生、職員、利用者による対抗リレー。今年の職員リレーは障害物競走形式で行われ、鮮やかな竹馬さばき(?)に大きな歓声が沸いていました。最後を飾った利用者障害別によるリレーは、それぞれの障害に応じて車いす、伴走などを利用しながらの全力疾走という、国リハの体育祭らしいシーンが見られました。
 全種目終了後は、いよいよ結果発表。午後の競技の結果、白組402点、紅組379点で、白組が2年連続の優勝となりました。
 利用者、学生、職員が、それぞれに自分の状況に応じて役割を果たし、全力で取り組む、他に類を見ない国リハならではの体育祭。終了後のみなさんの表情には、勝敗にかかわらず満足感や爽快感が感じられました。
写真:体育祭午後の様子