第37回 リハ並木祭
 10月21・22日の両日、リハ並木祭が開催されました。リハ並木祭は国リハ・職リハの利用者と職員、地域の方々が一体となって運営に取り組む行事です。日々の訓練の紹介、利用者の自主活動の紹介を中心に、近隣地域の福祉施設や当事者団体、終了生の活動紹介、職員や利用者、地域団体の方による模擬店などで賑わいます。
  自立支援局では、6月の初旬からリハ並木祭に向けて準備を行ってきました。利用者と職員の代表からなる実行委員会が開催され、その後は訓練の一環としてポスターを制作するなど、全体に関わる準備が行われました。各訓練室では展示や模擬店の準備が進められました。アイデアを出し、実現に向けて細かな部分を計算し、試作や細かな準備をし、実際の動きを確認し…と、ご来場のお客様に楽しんでいただき、また訓練の内容を伝えられるよう工夫を凝らしてきました。
画像:リハ並木祭の様子その1 画像:リハ並木祭の様子その2
画像:リハ並木祭の様子その3 画像:リハ並木祭の様子その4

 こうして迎えた当日は、肌寒いものの雨が降ることもなく、お客様の出足も好調でした。
電動車いす野外訓練場では、訓練紹介に加えて車いす体験を実施。体験された来場者が利用者に声をかけるなど、車いすを通じた小さな交流が生まれていました。屋内では就労移行支援の訓練紹介や模擬店、養成施設利用者によるマッサージ体験などが行われました。
 人気のグルメストリートは多くの模擬店が出され、ほとんどのお店が完売となる好評ぶりでした。体育館では障害者スポーツの紹介、講堂では軽音楽部のライブ、また長年にわたりボランティア出演してくださっている東京サロンオーケストラの演奏会が行われ、オーケストラをバックに歌ったり、指揮を振ったりという貴重な機会をいただきました。

 今年のテーマは「つながる心 はばたく思い」。多くの方にご来場いただいて“つながり” の場ができ、参加を通じて得られた成果により“はばたく”ために前進しました。来年も また、リハ並木祭を通じて、より広くつながり、大きくはばたけるよう、みなさまのご支援・ご協力をお願いいたします。
画像:リハ並木祭の様子その5 画像:リハ並木祭の様子その6

リハ並木祭を終えて  佐藤 利明さん (自立訓練)
 今回私はオーケストラをバックにして大勢の前で唄うという貴重な体験をさせても らってよかったです。また、久しぶりの生演奏も、間近できく事が出来て良かった です。もっと若い人たちに、とも思っていたのですが・・・。
 まずまずの盛り上がりだったので、そこのところはヨロシクということで(笑)。
 舞台では、思った以上に緊張しましたが、あの人に届けとばかりに声を張ったの が功を奏したのではないかと思います。祭りの後に何人かの人に「良かったですよ」 といわれた時はこそばゆい感じがしました。
 今後も多くの人たちに貴重な体験を与えられる機会があればと思います。


リハ並木祭に参加して  斎藤 雄飛さん (生活訓練)
画像:リハ並木祭の感想を語る斎藤さん
 生活訓練では、模擬店でフランクフルトを販売し、他には訓練紹介をしました。模擬店を開くに当たって、フランクフルトの味を食べ比べて、みんなでどの味にするか決めました。リハ並木祭前日には会計の練習だとか、商品の受け渡しの練習ができたので、当日みんなで協力してフランクフルトを売ることができました。初めてこういう体験をしてみて大変だったけど、お客さんの喜ぶ顔が見れてとてもうれしかったです。
 訓練紹介では、各訓練が分かるようにみんなでパネルを作りました。当日、私が当番の時はあまりお客さんがこなかったので、もう少し来て欲しかったです。
 私は生活訓練の代表としてサロンオーケストラで歌いました。曲は「Let-it-go(ありのままで)」です。この曲を選んだ理由は、病気の影響で髪の毛が薄くなったけど、ありのままで歌いたいと思ったからです。
 リハ並木祭に参加して、私は意欲的に取り組めました。リハ並木祭での経験を活かせ るよう、今後も訓練頑張ります。

画像:リハ並木祭の様子その7 画像:リハ並木祭の様子その8
画像:リハ並木祭の様子その9

就労移行支援課のリハ並木祭
画像:地域の皆さんと笑顔で 地域の皆さんと笑顔で
 各支援室(作業系、サービス系、事務系、学習)では、ボーリングや的当て、ヨーヨー釣り、各種クイズなどの様々なゲームやお菓子や飲み物の提供など、子供も大人も障害のある方も楽しめるように工夫しました。家族連れや友達同士などが次々と集まって賑やかな広場になりました。また発達障害支援室では恒例のカフェを開き、今年も大盛況となりました。
<利用者の皆さんの感想>

坂東 明智さん (事務系・作業系支援室)
 最近はデジタルゲームが流行っているのに、このようなアナログゲームに子供たち がとても喜んでくれて本当に良かったと思います。リハ並木祭ポスターは文字情報を しっかり伝えないといけないと思い、字体や色を工夫して分かりやすいデザインにし ようと心がけ作成しました。最優秀をいただいて驚きましたが、光栄です。

安達 要さん (事務系・サービス系支援室)
 クリーニングの「シミ当てクイズ」の受付をしました。結構、興味津々に取り組む人がいて、全問正解の人もいたし全問間違いの人もいました。ボーリングゲームでは簡単にひっくり返らないようビー玉をいれましたが、全く倒れないのでビー玉を減らすなどして楽しんでもらえるよう工夫しました。

Aさん (事務系支援室)
画像:マジックハンドで30秒間キャッチ!
マジックハンドで30秒間キャッチ!
 看板や飾りが綺麗で、センスが良いと思いました。当日は手が足りないところがあり、予想よりも人が多く来たのでテンパってしまいました。忙しくて、他の催し物を見る時間がほとんどなかったのが残念でした。
Bさん (発達障害支援室)
 発達障害支援室では毎年恒例となっているカフェを運営しました。店舗の名称は「カフェとらいあんぐるZ」で、全ての利用者が職員の助けを得ながら主体的に取り組みました。約2ヶ月間の準備を経て、みな集中と熱を持ちながら当日を迎えました。
 当日は普段忙しい修了生の方々にも多く来ていただき、ありがたいことに行列ができるほどの盛況となりました。私はキッシュの調理と会計を担当し、短時間で作業を終えることやお客様に合わせた接客に大変さを感じながらも、やりきったことによる達成感を感じ自信になりました。この並木祭への取り組みを通して利用者は連携やコミュニケーションの大切さ、役割に主体的に取り組むことがお客様のためにもなるということを感じたのではないかと思います。

画像:リハ並木祭当日のカフェとらいあんぐる店内
リハ並木祭当日のカフェとらいあんぐるⅦ店内