訓練を受けて
自信をもってできる!
機能訓練(視覚) 匿名希望

 私は、今自立訓練を受けています。たくさんの訓練の中から、メイク訓練を取り上げます。
 フルメイクをできる事を目指して訓練を受けてきました。目が見える人がメイクをするときは、一般的には鏡、パフ、筆の三つを使いますが、私は「両手」を使います。見えない私にとって手は目の代わりとなります。両手でやることで同じ動きが出来るため、左右対称にすることが可能です。
 アイメイクなどは手の動きを覚える必要があります。特にアイメイクは、細かく、色が濃い物も使うので周りについてしまうと目立つため、失敗は命取りになります。その分、周りから「きれいに出来ている」「それはどうやっているの?」などの大変うれしいお声 を頂きます。そうすることで、私はメイクをした顔を自分では見ることができませんが、上手に出来ていると実感できます。
 自立訓練から得たことは、見えなくても、工夫次第で大概の事はできるということ、あきらめない気持ち、勇気をもって一歩踏み出す大切さです。これからは、目が不自由でも、できる事がたくさんあることを多くの人に伝えたいです。


―生活訓練を受けてー
生活訓練 棚橋 淳一さん

 私は、約2年前に発症し高次脳機能障害となり、病院でのリハビリを受け、約1年前に生活訓練の利用を始めました。
最初は知らない場所での訓練や自分の身体のこともあり、慣れないことが多々ありました。復職を目標として日々訓練を受けており、仲間の皆さん、訓練士さん、ケースワーカーさんのお陰で、ある程度まで回復することができたと自分なりに思っています。
 復帰後の仕事が事務系であることもあり、復職に向けて仕事に役立たせるためにパソコンを中心に更に訓練を重ねていきたいと思っています。
 障害がある身であるのは事実ですが、それを払拭できるよう前向きな気持ちでこれからも頑張りたいと思っています。


訓練を受けて
就労移行支援 佐藤 翔吾さん

画像:今年3月で勤続10年を迎える山口真之様
 私が就労移行支援を利用するきっかけは、通っていた大学が合わず辞めてしまい、就職したいと思ったからです。
 就労移行支援の訓練は、初めはどういう事をするのかわからなかったので、とても不安でしたが、丁寧に教えてくれるので、とても楽しいです。
 今は事務系訓練で、パソコンを使い、ワードやエクセルを基礎からしています。あまり経験がなく大変ですが、頑張っています。事務の仕事に就きたいので、これからもっと色々な経験を積み、就職した時にそれらを生かしていけたらと思います。


理療教育・5年間の洗濯を終えて
高等課程5年 Y・N

 国リハを知ったのは、視力低下で将来について悩んでいた時です。とりあえずという気持ちで相談し、教官から「資格と高卒相当認定が得られて道が拡がる」と声をかけられ、利用を決めました。訓練開始までは何度もやめようと思ったのですが、開始後はそういう思いは一度もありません。
 5年間で特に印象に残ったのは寮生活です。年代や経験が異なるクラスメイト、寮生と過ごす中、制約やぶつかることもあり苦労しましたが、集団で必要なマナーや人間関係への対処などは寮生活の中で考え、身に付けることができました。
 この5年は、自分の人生の洗濯のような時間でした。将来が見えず目の前に振り回されていた私は、障害によって勉強する機会に恵まれ、希望どおりの就職も決まりました。
悩み、苦しみましたが、視覚障害になったことで国リハに拾われ、自分の人生を開くことができたと思っています。
 洗濯が終わり、ぱりっと乾いた服を着て出かけるように、今後は寮を出てヘルスキーパーとして働くのですが、これはゴールではなく人生の再スタートです。会社の人が自分を見て「次も国リハから採用したい」と言ってくれるよう、しっかり仕事をしていきたいと思います。