図書資料室の利用状況について

管理部 企画課 白津隆一

1.はじめに

 当センターの図書資料室(以下、図書室という)を利用している職員や学院の学生等、その所属別に過去5年間にわたる利用者数の推移を調査した。

2.調査方法

 国立身体障害者リハビリテーションセンター図書資料利用規程第7条に基づいて図書室の利用者が記入する「図書室利用簿」を元に、平成8年度から平成12年度までの所属別利用者数の推移を調査した。

3.結果と考察

 利用者全体の推移をみると、学院の学生が利用者の約7割を占めており、学院の学生が学習等のために図書室を積極的に利用していることが分かった。なお、職員については利用者全体の約1〜2割を占めている。
 職員について、さらに部門別に利用者の推移をみると、病院と研究所の職員とで利用者の約9割を占めており、医療や研究に関する専門的な情報を得るために図書室が利用されている様子がうかがわれる。
 また、年度毎の推移をみると、平成8年度の段階では、病院職員の利用者が人数、割合とも一番大きかったが、平成11年度以降、研究所職員の利用者が人数、割合とも一番大きくなっており、平成12年度に至っては職員全体の利用者のなかで研究所職員が6割以上を占めている。

4.まとめ

 所属別にみると、あまり利用されていない部門もあることから、図書等を購入する際に利用が進んでいない部門の必要とする図書類を積極的に選定していく等、今後とも、図書を始めとする資料の充実を図っていく必要がある。




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