義手に関する情報を共有しよう! 義し装具技術研究部では、補装具の普及に向けて情報を提供する活動を行なっています。 このコンテンツでは義手に関する情報発信についてご紹介いたします。 義手の装着をこれからチャレンジするかたやベテランの義手ユーザー、当事者のご家族、そして病院で働く医療専門職から、義手に関する情報の入手が難しいとよく聞きます。 義手のリハビリテーションをしている病院は全国で限られており、そのため義手を良く知っている専門家が少ないのです。 義手ってどうやって動くのか、仕組みをしりたいという質問や 義手に関する情報がどこに掲載されているのか、だれに聞けばいいのか、教えてほしい、といった質問、そしてユーザー同士で交流したいというリクエストも、よく聞きます。 こういった質問やリクエストに応えるべく、近年、義し装具技術研究部ではイベントを開催し、義手に関する情報の発信とユーザー同士が交流できるよう機会を提供してきました。 こちらのスライドは、2019ねんにきんでん義手交流会を開催した時の写真です。 この会には90めいの参加者が集まりました。 義手に関する講演や義手を実際に動かしてみる体験、そしてゲーム大会などを行いました。 左側と真ん中の写真は、海外製の義手の操作を体験している様子です。 子供は大人の義手が体験できる、という貴重な機会でした。 右側の男性はジェンガのピースを上手く義手で摘んでいます。このジェンガ大会はとても盛り上がりました。 そしてそのご、2回のオンラインミーティングを開催しました。 2020年は、海外の義手の紹介や海外の義手のユーザーの動画を視聴しました。 2021年には、日本での義手開発を紹介しました。また現在入手可能な義手のパーツを紹介しました。 それぞれの参加者は130名を超え、会は盛況のうちに、閉会しました。 義手の使い方は十人といろで、個人によって目的が異なることがあります。 そこで、当事者のかたが、どのように義手を使っているのか、個人の経験をはなし、それをみんなで共有することが大事であると、これまでのイベントを通して感じてきました。 今後、当事者が参加しやすいよう、サポートしていきます。 そして、義手に関する専門知識を、学術的な集まりだけでなく交流会やオンラインセミナーという新しい形で開放すると、当事者も参加しやすく、医療従事者も実際に見て学べる機会になったと思います。 義し装具技術研究部では、これからも義手に関する情報を発信していきます。