オープンハウス_原稿 福祉機器開発部 (1枚目:タイトル) 「認知機能を支援する機器」の利活用に関する研究についてご説明いたします. (2枚目:認知機能支援機器とは) ・課題処理において認知機能を支援する機器は、「認知機能支援機器」と称され、対象者の認知機能や生活の改 善に働きかけます. ・例として、次の作業への切り替えを支援する機器として、タイムエイドなど、  今がいつなのかわかるように支援する電子カレンダーや、  薬を飲み忘れないよう支援する服薬支援機器、  不安やストレスを軽減させる機器として、セラピー人形やセラピーロボットなどがあります.   (3枚目:背景と目的) ・リハビリテーションにおいて認知機能を支援する機器は,認知機能障害を有する方に対して,生活の自立を支え る効果が期待されています. ・しかし,これらの支援機器の研究開発が進む一方で,個々の認知機能障害や生活障害は多様であり,その特性 に合わせた支援機器を十分に活用できていない現状があります. ・そのため,この研究では,認知機能を支援する機器提供の実態把握をもとに,有効な提供方法を検討し,これら の支援機器の有効活用,普及の促進を目指しています. (4枚目:実態調査)  認知機能を支援する機器提供の実態把握として,これらの支援機器の提供に関わるリハビリテーション専門職 などを対象に,アンケ―ト調査及びインタビュー調査を実施いたしました.  結果より,専門職の認知機能支援機器の提供に至る支援の経験は少なく,支援機器の種別により提供状況も異 なることが示されました.  今後は,認知機能を支援する機器の有効な提供方法や支援体制を検討し,必要とする対象者に,適する機能を 有した支援機器の提供が可能となるよう,研究を進めてまいります.