自分でつくる安心防災帳 福祉機器開発室では、障害者が災害時の自身の備えを考えるためのワークショップツールとして、障害者の災害対策チェックキット、「自分でつくる安心防災帳」を開発してきました。 このチェックキットは4枚のワークシートから構成されており、まず、最初の2枚のワークシートで自身の身体状況や日常的に使っている人的、または物的なサポートを振り返り、生活維持に必要なモノやコトを把握します。 次に3枚目、4枚目のシートでは、ここに示したようなアイテムシールを用いて、現在備えている災害のための物品を確認し、災害時の状況を想定しながら生活を維持する上での課題を抽出していきます。 このように、アイテムシールを貼り変えながら作業を進めることで、誰でも簡単に自身の現在の備えの中に潜む課題を可視化することができます。 ワークシートの最終ページに現在の備えに潜む課題とその解決策が集約されるため、具体的なアクションに繋がることが期待されます。 ここで紹介した「自分でつくる安心防災帳」のデータは、福祉機器開発室のホームページで無償公開されています。ダウンロードし、ご自由に活用して頂ければ幸いです。 また、安心防災帳の開発過程で共同研究を行なった、一般社団法人EFC〜防災・介護トイレのバリアフリー〜からは印刷された物が販売されています。 ダウンロードデータを印刷して安心防災帳を作成する場合、このような、貼ってはがせる付箋しタイプの全面ラベルシートを使うことで、アイテムシールを作ることができます。 印刷されたシールの枠線に沿って、シートにカッターで切れ目を入れてください。 以上で、「自分でつくる安心防災帳」の紹介を終わります。