1 障害福祉研究部の清野です。よろしくお願いします。 今回、障害者ファッション、障害に配慮した衣服についての研究を紹介します。 2 はじめに、 身体に障害のある方には、体型が変わったり運動機能が低くなることがあり、障害に配慮 した衣服が必要です。また、着たい衣服を着ることも大切です。 そこで、当センターでは、障害のある方のニーズや好みに合った衣服を開発し、衣服の課 題を知ってもらい、着たい服がどこでも手に入る環境の実現を目指して、多くの方と連携 して「国リハコレクション」という取組を行っています。今回はその中で開発した衣服を 紹介します。 3 これは車いすの方のためのおしりにやさしいジーンズです。 4 工夫として、お尻の部分をやわらかい生地に変えたり、ファスナーをマジックテープに変 えて、はきやすくしています。 5 これは車いすの方が雨の日に外出するためのレインコートです。 6 工夫として、前が見えやすいように顔の部分を透明のビニール製にしたり、すそが車輪に からまないように調整したりしています。 7 国リハコレクションでは、来場者にアンケートにご協力いただいて衣服の困りごとや要望 についての研究を行っています。 これらを参考に、私たちは障害のある方の社会参加の促進のため、今後も障害に配慮した 衣服の研究について取り組んでいく予定です。ご清聴ありがとうございました。