感覚機能系障害研究部の紹介をさせていただきます。部長の世古と申します。 感覚機能系障害研究部では、感覚器障害とコミュニケーションの障害について、早期発見・評価・治療方法や、これらの障害をもった方々のコミュ二ケーションや社会参加を可能にするための方法を探索しています。感覚認知障害研究室、聴覚言語機能障害研究室、視覚機能障害研究室において、聴覚障害、吃音、視覚障害を対象として研究しております。 感覚認知障害研究室では、内耳の病気によって生じる聴覚障害の原因を明らかにする研究をおこなっています。これにより、新しい難聴治療薬の開発や聴覚リハビリテーション機器の開発に役立てることを目標にしています。 今回は、「聴覚障害の病態解明に関する研究」というコンテンツをご用意しました。 聴覚言語機能障害研究室では吃音の研究に取り組んでおります。今回は、吃音が最も生じやすい幼児期の疫学と支援についてご説明する「幼児の吃音に関する研究」と、成人期まで吃音が続いた場合に併発しやすい社交不安の特徴についてご説明する「成人吃音の社交不安の特徴」の2つのコンテンツをご用意しました。 視覚機能障害研究室では、視覚障害の原因となる網膜の変性がどのような機序《きじょ》で起こるのかを明らかにする研究をおこなっています。これにより、網膜が変性するスピードが少しでも遅くなる方法を見つけることを目標にしています。今回は、「網膜の変性と再生に関する研究」というコンテンツをご用意しました。 どうぞよろしくお願いいたします。