義し装具の試験評価 福祉機器開発部、第一福祉機器試験評価室では、ユーザーの方が、より安全で十分に機能する義し装具を利用できるようにするため、義し装具の試験評価に関する研究を行なっています。 具体的には、義し装具の試験方法に関する調査研究、実際の試験や、破損データの収集分析等をもとに、試験評価法を開発しています。 試験は、大きな力がかかった時に、義し装具が耐えうるかを調べる強度試験、長期間の使用に耐えうるかを調べる繰り返し耐久性試験などがあります。 現在、進行中のプロジェクトとして、 近年、急速に実用化が進む三次元積層造形義し装具の試験評価の研究があります。 本プロジェクトでは、 三次元積層造形義し装具の実用化に関する国内外の動向調査、 三次元積層造形義し装具の試験方法に関する調査、 三次元積層造形義手の試験等を実施しています。 三次元積層造形義手の試験からは、 耐久性には、三次元積層造形パーツと、組み合わせて用いるゴムや糸、ネジ等の部品との相互の関係が影響し、本体に合った部品を用いることが重要であることが示唆されています。