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発達障害に気づく

 
 

青年・成人期の気づきと対応

 
 

大学生活

 
 

気づきのポイント

 発達障害のある学生や、発達障害が疑われる学生の状況はさまざまです。早期発見が進んだことによって、高校までに発達障害の診断を受け、すでに本人や家族が障害を認識している方々が年々増えています。
  その一方で、本人や家族が発達障害の特性に気づかないまま入学して学生生活を送っている方もいます。この場合、大学の教師や学生課職員などが、さまざまな悩みについての相談を受けたり、学業不振、実験・実習・グループワークでの課題、困難な就職活動などの状態を観察する中で、発達障害があるのではと推測される場合があります。具体的には、以下のようなケースが気づきのきっかけになります。

  • 時間割がひとりでは組めずに、履修登録ができない。
  • レポートの提出日や先生との面接など、大事な約束を忘れる。遅れてやってくる。
  • スケジュール管理ができずに、学習が進められない。レポート提出に間に合わない。
  • 実験や実習の手順がわからない。器具の操作がうまくいかない。
  • 整理整頓できずに、忘れ物が多い。 
  • ノートを取るのに時間がかかる。手書きでノートを取るのが難しい。
  • ゼミやサークルで、先生や学生とのコミュニケーションがうまくいかない。
  • 予測できないことがあると対応できず、教室を出てしまったり声をあげたりする。
  • 履歴書が書けない。就職活動の段取りが組めない。面接が苦手である。

 中には、発達障害の特性が原因ではなく、単純にやる気が無い、バイトやサークルが忙しいなどの理由の場合もあるかもしれませんが、発達障害の場合は、本人がまじめにやろうとしても、まさに障害の特性により
  • その場の雰囲気をつかむためにどこに注目を向けて良いか分からない。
  • 注意散漫になりやすい。
  • 文字の読み書きに他の人よりも非常に時間がかかる。

などの困難さがあり、周囲の理解や配慮を必要としている場合があります。

 気づきや介入がうまく行われなかった場合に、入院が必要な精神疾患の発症、休学や不登校、中退後にニートひきこもりの状態にいたる場合もありますが、一方でうつ病や不安障害など二次障害もしくは合併した精神・身体症状に関する相談で、自ら保健管理センターを訪れて、相談に結びつく場合もあります。
 

基本的な対応方法

 発達障害のある学生や、発達障害が疑われる学生に対しては、障害学生を専門に支援する組織(障害学生支援室など)が中心になるだけでなく、学生相談室や保健管理センターなどの健康管理部門が支援の中心となることもあります。大学によっては、発達障害のある学生に特化した支援室(例.富山大学-アクセシビリティ・コミュニケーション支援室、東京大学-コミュニケーション・サポートルーム)のある大学もあります。
 いずれにせよ支援の窓口や担当者(コーディネーター)を明確にして、各大学の実状に合った支援体制を構築し、それぞれの学生に適した個別の支援策を考えて実行することが大切です。相談につながっていない学生でも、上記のような困難がある学生がいたら、まずは「大丈夫か」「なにか困ったことはないか」と声をかけ、いっしょに考える教育的な配慮が求められます。

 独立行政法人日本学生支援機構の障害学生支援のページには、支援情報が豊富に紹介されています。

参考:
 
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