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トゥレット症候群の治療や支援の実態の把握と普及啓発に関する研究
研究課題名
トゥレット症候群の治療や支援の実態の把握と普及啓発に関する研究
研究代表者
金生由紀子(東京大学大学院医学系研究科こころの発達医学分野)
研究年度
平成20~22年度
ライフステージ
全ライフステージ
研究の対象
トゥレット症候群
研究の内容
診断、治療、支援、人材育成、啓発
研究の目的
トゥレット症候群(TS)患者について、適応を妨げる症状、治療や支援の実態及びニーズを、医療機関、教育機関、相談機関、当事者団体など多様な場面で調査し、治療や支援のための冊子を作成して普及啓発を推進することを目的としています。
研究からわかったこと
医療機関:プライマリケア医の役割が大きいこと、併発症を有する患者が多いこと、抗精神病薬による薬物療法が治療の主体であることが示されました。薬物療法の適応には、音声チックの重症度やチックが活動を妨げる程度が重要と示唆されました。
教育機関:TSという言葉を知っている割合は、特別支援学級担当教諭で35%、通常学級担当教諭18%でした。研修を行う際には具体的なイメージが湧くような情報提供の工夫が必要と思われました。教員が困難を感じる場面は、音声チックが目立つ時や周囲が反応する時でした。
相談機関:全国の発達障害者支援センターの6割以上がTSの具体的な対応方法がわからないとする一方で、約7割がTSまたはチック障害の相談を受け付けていました。啓発活動を行うことでTSという言葉の認知度が大きく向上しました。
当事者:最初に気づいた症状は運動チックが最多でしたが、現在困っている症状は音声チックが最多であり、併発症が生活に影響を与えていました。
TSのプライマリケアにあたる専門家向けに、TSに関する基本的な説明、調査結果を踏まえた「コラム」、具体的な治療や支援の内容を含めた「症例」から成る冊子を作成しました。
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報告書全文は
厚生労働科学研究成果データベース
で閲覧できます。
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