こくりつ神戸視力障害センター。 センターダヨリ。第49号。平成20年3月25日発行。 発行、こくりつ神戸視力障害センター。神戸市ニシク曙町1070。 電話番号078−923−4670。ファックス番号078−928−4122。 ホームページアドレス。ダブリュ、ダブリュ、ダブリュ、ケイ、オー、ビー、イー、ハイフン、エヌ、エッチ、ビー、ドット、ジー、オー、ドット、ジェイ、ピー。 。  イーメール エス、ワイ、オー、エム、ユー、アットマーク、ケイ、オー、ビー、イー、ハイフン、エヌ、エッチ、ビー、ドット、ジー、オー、ドット、ジェイ、ピー。 全8紙面のうちの1紙面。 ご卒業おめでとう。    所長、湯澤 茂男。 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業の日を迎えた今、サンネンカンないしゴネンカンという長きにわたるセンター生活の中で、 幾度となく途中で辞めてしまおうかと思われた時期もあったのではないかと推察いたします。 皆さんのこれまでの並々ならぬご努力に対して、まずは深く敬意を表しますとともに、心からお祝い申し上げます。あわせて、皆さんを支えてこられたご家族、関係者のかたがたにも厚くお礼申し上げます。 振り返ってみれば、順風満帆だった人生の中途にして、思いもよらず視覚に障害を受け、大きな方針転換を余儀なくされたかたも少なくないでしょう。 また、悩まれた末に、障害を乗り越え、再び職業人として社会で活躍することを決意し、本センターでの訓練生活の“第一歩"を踏み出されたものと思います。 そして、これからは社会において、いわゆる「あはき師」と呼ばれる高度な知識と専門技術をもった治療師として、その名のとおり人を治療し、癒すという尊い仕事を実現していくことになるでしょう。 理療業界は、今や競争社会となっています。 この業界でご活躍されるであろう皆さんにとって、次なる試練は地域社会で一層の実践力を身につけ、腕のいい治療師として患者さんから評価される技術をいち早く習得することではないでしょうか。 新たなる険しいみちのりとなるかもしれませんが、人を引き寄せる秀でた技術と人間味あるれる魅力を持ち合わせた治療師を目指して、更なる自己研鑚を積まれることを期待いたします。 昭和26年に本センターが誕生して以来、半世紀をコエル永い歴史と伝統を築き挙げてこられた3,000余名もの諸先輩の方々も、はじめは皆さんと同じような経験をされ、本センターで学んだ知識と技術をもって、職業人として社会で立派に活躍されています。 このような意味では、皆さんにも次の時代を担う挑戦者としてのチャンスが到来したと言えるでしょうから、是非とも、勝利者となっていただきたいと願っています。 このセンターで出会った仲間との交流やつらかった訓練の日々は、かならずしや心の財産として将来まで色あせることはないでしょうから、大切に育んでいってください。 最後に、卒業生の皆さんとご家族の方々のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げるとともに、こくりつ神戸視力障害センターの卒業生としてのプライドと不屈の精神をもって邁進していかれることを信じて、贈る言葉といたします。