全8紙面のうちの7紙面目。 センター課外活動通信。  行楽の秋! ハイキングクラブ淡路島へ。  10月6日、近畿大学と関西福祉大学の学生ボランティアと一緒に、淡路市にあるパルシェ香りの館でハーブ石けんづくりを体験しました。帰りは淡路ハイウェイオアシスに立ち寄り、おみやげの購入や淡路名物を食べる姿がちらほら…。 大満足の一日でした。  芸術の秋! 陶芸クラブ立杭陶の郷訪問。  10月7日、篠山市にあるタチクイ陶の郷を訪問しました。今回の一番の目的はタチクイやきの陶芸教室。 参加者は思い思いに作品を作り上げました。いつもクラブを指導してくださっている講師の川田さんと ボランティアの塩井さんにも同行していただき、親睦を深めました。 スポーツの秋! グランドソフトボールクラブ大会出場。  11月3日、神戸市立オオクラヤマ野球場で第9回兵庫県グランドソフトボール選手権大会が開催され グランドソフトボールクラブが参加しました。3試合行い、結果は、参加6チーム中4位でした。お疲れ様でした。 御当地訪問 A 「休日の溜め池めぐり」      指導課、工藤 裕司。  さて、前回の前振りどおり、今回はセンター周辺の不思議の中でも溜め池の謎についてご紹介することにしましょう。  休日に近所を散歩していると、道を曲がれば溜め池に出くわすというほどに大小さまざまな溜め池が点在します。 小さいものでは周囲10数メートルのものから、大きなものでは数kmのものまであり、写真1はこのあたりでは最大級の 「ノノイケ」(写真1)という名前の溜め池です。ある時、こうした溜め池がいったいいくつくらいあるのかと不思議に思い、 さっそく市内地図を買ってきたのですが、開いてビックリ。名前のあるもの、ないものを含めてざっと 数百はあるかと思われ、一瞬にして数える気力さえなくなってしまいました。いったい何故これほどの溜め池が できたのでしょうか?。そのヒントは、ノノイケのほとりに立てられた小さな「ハヤシザキ堀割キョキ碑」という名の 記念碑にありました。この巨大な溜め池は、1657年に干ばつに苦しむ村人達が決起して、明石川の上流から実に 6キロメートルにも及ぶ堀割 (写真2)を築いて灌漑用水を引き、その水を貯めたのが始まりと記されています。 この一帯は土地の起伏が激しく、おそらく用水路を引くこと自体が困難だったために、どこの村でも ひとつでも多くの溜め池を造って貯水したことが想像できます。  実際、ハヤシザキ堀割には今も緩やかに水が流れており、堀割に沿って竹林の中を歩くこともできます。 また、毎年4月18日には、この偉業をたたえて堀割祭が開かれているそうです。川が氾濫する北海道の平原で 生まれ育った私にとっては、治水はともかく貯水という概念はもともと持っていなかったことに 今さらながら気づかされました。  このノノイケは、現在は明石市民の水源地として市の水道局に管理されており、市民の水瓶として 重要なものとなっていますが、それは今も昔も同じのようです。そして、どの溜め池にもたくさんの愛らしい亀が 自然と生息している姿も、これまた不思議な感じがします。