食堂より目標にしているエネルギー量について エネルギー2250キロカロリー/日を目標に献立を作成しています。 これは、日本人の食事摂取基準を基に設定しています。 この基準は、年齢、性別、シンタイ活動レベルによって基準値が異なります。 センターご利用者の年齢構成・性別では、30〜49歳の男性の人数が最も多いため、その方々の食事摂取基準を中心に、シンタイ活動レベルをやや低いに設定しています。 毎月配布の献立表には、主食が普通盛りの1日分のエネルギーが記載されています。 小盛りを選択されると概ね1800キロカロリーとなります。上記の男性でも肥満傾向のかたやご年配のかた、女性のかた等については、小盛りをお勧めいたします。 医務室です!! 前回は、スモーカライザーをご紹介しましたので、引き続き今回も大切な備品「小型簡易血糖測定器」をご紹介します。 使い方は、指先を専用器具でチクッと穿刺し、絞り出した米粒程度の血液を測定器に装着したチップにつけるだけ。 どのメーカーの物でも概ね30秒(早い物では5秒)以内に測定値が表示されるようになっています。 医務室に置いてある物は15秒で値を表示、音声も出る優れものです。 この音声付きが開発されたことによって、インスリンを使っている利用者の皆さんも容易に血糖値を確認することが可能になりました。 この器械は、日本の開発者の努力で大きく進化を遂げているとのこと。使うたびに「すごいね、ありがとう」と言いたくなってしまいます。近い将来、無採血で測定できるようになるという話しもあります。 糖尿病を強く疑われたり、その予備軍と言える人は国内推計2210万人(2007年国民健康・栄養調査1)。もう人ごとではありません。 血糖が少々高いだけでは、通常痛くも痒くもありませんから、血糖測定を行なってあたいを確認することがとても大切なことになってきます。 知らずに高い値を放置することで、網膜症、腎症、神経障害などの合併症が進行していきます。この器械は早期発見の立役者にもなり得ますし、治療中の人には血糖コントロールのための大切な道具になるものです。