全8紙面のうちの6紙面。 神戸マラソン・ボランティア参加  11月20日、前日の雨も一転晴れ、第1回神戸マラソンが開催されました。コースとなった須磨から舞子の海岸からは明石海峡大橋が見え、新長田では鉄人28号モニュメントが約2万3千人のランナーを見守り、沿道では市民が声援を送りました。 当センターも地域貢献と広報活動の一環として4名の理療教官(原口、土志田、山田、浅井)がマッサージボランティアヘ参加し、ゴール後の更衣室となったポートアイランド国際展示場の一隅に、折りたたみ式ベッド2台を持ち込み、昼過ぎから約5時間で延33名のランナーヘ施術しました。 腓腹筋痙攣や関節痛の主訴の他は疲労回復を目的に交代で施術し、競技歴や神戸の印象などを伺いました。 終了後、別室の女子更衣室で業団体の−員として施術していた当センター出身者とバッタリ再会し、その活躍ぶりを知ることもできました。 臨床研修講座  各界で活躍する著名な臨床家を招き、直接指導を受けることで、より実践的な臨床技術の修得を目指して、今年度も計5回開催しました。 月日 テーマ 講師 内容(概要) 所感・感想 9月7日 間接灸の基礎と臨床応用 (株)山正・瀬田先生 艾製造方法のビデオ紹介・灸を多く用いる治療院の特徴・間接灸の実際 特に艾製造過程は国試の灸理論にも関係して臨床だけでなく国試対策にもなった。 10月14日 リンパドレナージについて (学法)後藤学園・田子先生 リンパの流れ、リンパ浮腫の統計データ、治療方法、適応と禁忌 浮腫は臨床で多く遭遇する症状でもあり、その治療法の一つであるリンパマッサージは好評であった。 受講者から適応範囲・治療法に関して多くの質問も出され関心の深さが伺えた。 11月11日 月経困難症 の鍼灸治療 明治国際医療 大学・矢野先生 月経困難症について、 鍼治療の適応範囲、東洋医学的な治療 月経困難症という理療施術にあたって診断や治療が非常に困難な疾患であるが、大変丁寧に講義・実技が行われた。 11月16日 鍼施術の医療過誤について 森ノ宮医療大 学・尾崎先生 鍼灸の事故・過誤、リスクを避けるための鍼の刺し方、事故・過誤の事例 事故・過誤の裁判事例は大変わかりやすく、実技ではリスクの少ない小児鍼の使い方など、より実践的で理解が深まった。 12月14日 中医学を基礎とした鍼灸治療 北辰会代表・藤本先生 内傷病と外感病、四大四診について。2症例に対しての実技(四大四診、治療の実践) 鍼灸業界で著名な先生から中医学の基礎をわかりやすく教わる ことがでさ、受講生からも感嘆の声があがっていた。