全8紙面のうちの3紙面。 高校生の時、鍼灸院に通って、とても体が軽くなった経験があります。高校在学中に県盲を紹介され、県盲の先生から神戸視力を紹介され入所しました。クラスのみんなと一緒に卒業して国家試験に合格できるよう頑張りたいと思います。(Y) 自立訓練の訓練風景 私が障害者手帳をもらうようになったのは、いまから約4年前のことでした。そしてその頃家内も大きな病気をしました。 そして私も目の病気の症状が悪化し、段々日常生活に支障をきたすようになってきました。 たとえば家の中の小さな段差昇降でつまづいて転倒しそうになったこと又階段の手すりをもって昇降せなければならなくなりました。 家でもそういう状況になっていたので落ち込んだりしていた時、眼科の主治医の先生から神戸の施設のことを紹介され家族と相談し入所するのを決めました。 私の思いは家族の負担軽減につながることと、自分自身のためになると考えました。 入所後は広い敷地内に建物が建っている為教室、食堂、浴室がなかなかわからない為苦労しました。 今は慣れてきて、一生懸命訓練を受けています。訓練内容を御紹介しますと、歩行、ロービジョン、パソコン、点字、日常生活動作の訓練があります。 全てマンツーマンで指導者がついて訓練を受けています。どの指導者も訓練生のためにといつも念頭におきながら、やさしく訓練生には目配り、気配り、心配りを忘れることなく指導をしてくれます。 本当にすばらしい・心の広い指導者に恵まれて神戸へ来てよかったとつくづく思います。ここでの訓練が家族の負担軽減にきっとなるだろう。 又自分自身が日常生活をなんとか送れる日を夢見て日々精進の心を忘れず訓練に取り組むことが私の責務だと思って一生懸命頑張る所存です。 「家族のために、自分自身のために」なることを信じて…。(上田勝英) 5月1日より自宅最寄バス停よりセンターヘ通うようになりましたが、最初の頃は、家の玄関から出るところから緊張し、訓練を終えて帰宅すると、食事も摂らすに寝ていましたが、約2か月が過ぎた今日この頃少しは要領を得てきたように感じます。 それでも、毎週毎回、ほぼ同じ時間の、ほぼ同じルートで通っているのに、毎回色々なことを経験しており、全てがとても新鮮で、今とても人間らしく現実的に生きているように思います。 色々な世代の、異なる環境や状況の、前向きなお仲間さんたちと出会えたことも、今までの私が得ることができなかった気づきや学びを与えていただいていることに、大変感謝しています。 自立訓練を受けられることは、今後の私の大きな転機になると思います。これからの私が出来ることを、たくさん見つけたいです。(門田真由美) 「出会えたすべてに感謝を」 私がこのセンターの事を知ったのは、幾つもの幸運の重なった結果でした。 白杖の使い方一つ知らなかった私にとってここでの訓練で学ぶ事は多く大変ですが、丁寧に教えて頂いているお陰もあり、日々進歩を実感でき、毎日が充実しています。 そして、何より、ここで私は新たな目標を見つける事ができました。 私以上に重い視力障害を持つ方々が、それでも夢の実現を目指す姿は、十四歳で発症し、以降、多くの事を諦めてきた私にとって、小さくはない衝撃でした。 ですがそのお陰で、「諦める必要なんて無い」と、知りました。 ですから今度こそ、見つけた夢を実現させたいです。 ここでの経験を助けとして。(小松智弘)