平成28年度卒後特別研修会報告。 「筋肉に痛みがある場合、そこが悪いと思いがちですが、違う場合もあるんです。心臓が悪い時に左の肩や腕が痛むのと同じ原理なんですけど。」 今年度の卒後特別研修会は、実技を丁寧に教えていただこうというようなことから15名という定員で実施しました。参加者は14名。 講師は、明治国際医療大学鍼灸学部教授、 伊藤和憲 先生。テーマは、『トリガーポイント治療の実際』。   筋に痛みがある場合などの原因となっているトリガーポイントの探し方、そして、鍼治療を施す際の注意点、 トリガーポイントの中心を狙うよりは、周辺を狙った方が効果があるといった内容を丁寧に指導していただきました。 説明もとても分かりやすく、難しい事柄もかみ砕いて教えていただき、理解しやすい講座でした。 伊藤先生、ありがとうございました。 兵庫県施設サービス第三者評価の受審。 当センターでは平成28年4月27日から平成29年3月1日の間、兵庫県施設サービス第三者評価の受審をしました。 平成25年度から受審し始め、3年毎に受審することとなっています。 当センターでの第三者評価は今回で2回目となりますが、その受審目的は、主に施設サービスの内容や質の向上につなげることとなっています。 提供する当センターのサービスが標準とされているサービス内容と照らして適性であるか客観的に見極められるものです。 評価の方法は、兵庫県の認証を受けた評価機関が、当センター職員による自己評価、(300項目以上)、結果と、 当センターのサービスを受けている利用者と、その家族から評価機関に寄せられたアンケートとヒアリング結果について、所定の評価基準に基づき、総合的に分析して課題を抽出します。 当センターは、その分析結果を評価機関からフィードバックしてもらい、よりよい施設サービスの提供につなげられるよう助言を受けたものです。 今回の受審結果では、特に評価の高い点として、各種講座、オープンキャンパス、体験会の開催等、当センターが持ちうる機能の還元を地域に行って貢献し、 当センターの事業内容の周知に取り組めていること等が挙げられています。 一方、改善を求められる点では、利用者や家族等に対する組織的な事業計画の説明や周知に向けた取組みの充実や、 サービスの質の向上に向けたPDCA評価シートの活用について、組織的・計画的な展開が望まれる等の指摘を受けたものです。(詳細は、WAM NETに公開)。 指摘を受けた点のうち、速やかに対応すべきものはすでに28年度中に改善を終えていますが、継続検討を要するものについては、 今後、引き続き、当センターの施設サービス向上委員会を中心に審議を行い改善を図り、当センターが提供するサービスが充実するよう取り組んでいきたいと思います