私は3年間のセンター生活、特に臨床実習の中で人との関わりの大切さ、そして誰かを笑顔にする喜びを改めて学ばせて頂きました。 これまでの私は家族や友人、周囲の方々に助けられながら生きている自分に、感謝しつつもどこか罪悪感や引け目を感じており、 他人と深い関わりを持とうとする努力を怠ってきました。 ですが、臨床に来られる患者様が、「ありがとう」、と微笑んでくださる度に、この人の為に出来ることがもっとあったのではないか、 もっと良い治療ができたのではないかと、深く考えるようになっていきました。 同時に次はあの時の、「ありがとう」、にきちんと応えられるように努力出来る人間になりたいとも思うようになりました。 他人に対しては怯えるばかりで、その人の事を考えるのはとても苦手だったのですが、 これからは誰かの為に全力を尽くせるよう精進していきたいと思います。 周囲に対する罪悪感や引け目は完全になくなったとはまだまだ言えません。 ですが、いつか自分で自分に誇りを持てるように、卒業後も、「ありがとう」、「楽になった」、と仰って頂けた時の嬉しさを忘れず、 たくさんの方に笑顔になってもらえるような、恩返しをし続けられる治療者になりたいです。 当センターでは、2年前にお世話になってから、センターの職員方、先生方、それから同級生と後輩の皆さんの叱咤激励を頂いたおかげでセンター生活を楽しく過ごせました。 また、プライベートでも趣味のマラソンを通じて友達も増えて入所前では果たせなかった彼女も出来ました。 当初は趣味のマラソンやスポーツ事を考えて、スポーツ関係の治療に行きたいと考えてました。 しかし、僕の父と母が生まれつき高齢での環境で育ったこと、また、職場見学や3年生の臨床を受けているうちに、 年輩の方のお世話をする仕事がしたいという気持ちが強くなりました。 去年の9月には同級生、去年の暮れには父を亡くすと言う悲しい出来事がありました。 今思う事は、これから治療家としてこの場面に出くわしたら、自分だったらどうするかということです。 容体が急変したら動揺するかもしれませんが、今まで学習してきた疾患を思い出ししっかり対応していきたいと思います。 センターで学んだ事を社会に役立てたいと思います。 卒業生の方々へ。 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 私たちが入所してからあっという間の2年間でしたが、右も左もわからぬまま行き詰っているところを幾度となく助けていただきました。 頼りなかった私たちも、皆さんの温かいご指導のおかげでなんとかここまでやってくることが出来ました。 勉強のこと、寮生活のこと、行事のこと等々、数え上げればキリがありません。ほんとうに有難うございました。 先輩方が卒業してしまうことで、正直不安でいっぱいですが、その背中に追いつき、そして追い越すことを目指し日々努力を重ねていこうと思います。 卒業を迎えられた皆さん方は、それぞれに夢をお持ちだと思います。これから社会の中で、現実と向き合い、困難や壁にぶつかりながらも、 その度に道を切り開いていかれることと信じています。国家資格取得を目指して勉強に取り組んだこの3年間を心の糧として、これからも頑張ってください。 私たちにとっても皆さんと一緒に過ごし学んだ神戸センターの思い出は、生涯忘れない大切な宝物になると思います。 どうかお身体には気を付けて、それぞれの道を歩んでいってください。皆さま方お一人お一人が、これからも元気に楽しく過ごし、 そしてそれぞれの夢をかなえられることを、心より祈っております。 光友会、 会長、 眞鍋 賢司。 専門3年クラス担当職員から卒業生へ贈る言葉。 卒業おめでとうございます。4月からはいよいよお仕事を始めることとなるわけですが、 患者さんに喜んでもらえるような施術ができるよう、これまでにも増して頑張ってほしいと思います。 知識や技術の習得はもちろん、何にもまして、人の気持ちが理解できる人間味溢れる施術者になってください。ご活躍お祈りしております。 教務課、 土志田 武。 皆さん、よくぞ、卒業までたどり着きました!。本当によくやりました!。皆さんの日々の大変な大変な苦労をつぶさに見てきましたので、 卒業までたどり着いたことは、本当にかなりすごいことをやってのけたと思います。 皆さんはこれだけ大事をやってのけたのだから、今後も、いろんな苦難がやってきても、乗り越えていくことを信じて疑いません。 センターでの苦難を乗り越えることができた事実を自信に変え、自分を信じて、頑張ってくださいね。本当に、卒業おめでとう!       支援課、 嘉村 崇史。