ビジョンパーク内での理療イベント。 3月26日(月)、視覚障害者の就労として代表的職業の「理療」について、 神戸アイセンター病院ビジョンパークシュミレーションエリアで、 「免許保持者によるあん摩、刺さないはり、火を使わないきゅうの無料体験」を実施しました。 日頃、同スペースでは、ドライビングシュミレーションや見え方体験などが行われていますが、 今日はあん摩体験です。同時に、授業・訓練で用いる教材(触れる模型、拡大教科書、デイジー図書等)の 陳列及び体験も実施しました。受付や勧誘では当センター広報物や宣伝用ポケットティッシュなどを配布しました あん摩の無料体験者は19人。8割は女性でした。「今回始めてあん摩を経験しました」「とても気持ちがよかったので、 次回を期待します。」などの声が寄せられました。 また、来月から盲学校の専攻科に進学するという体験者さんには、理療の勉強のアドバイスを行う場面もありました。 今回は神戸アイセンター利用者を対象として実施しましたが、職員の方からも体験希望の声が複数寄せられ、 神戸アイセンター職員の休憩時間にも実施できればと思います。 自立訓練日常生活訓練(集団) メイク訓練。 利用者からの、「見えづらさがあって、口紅の色が分からない。はみ出してしまう。」 「自分に似合う色が分からない。」「もっと本当はメイクをしてみたいが、見えづらさによって難しい。」 といった声をきっかけに、自立訓練では日常生活訓練として、メイクに挑戦しました。美容に関心を持つ多くの利用者を対象に、 プロの講師を招いての訓練です。この日のために、皆で事前に基礎化粧品の使い方等、段階を重ねて美容について学びました。 訓練の中では、一人ひとりの好みや見え方に合った訓練を行ないました。 利用者同士で見えづらさや悩みに共感しながら、お互いの工夫を教え合う場面も多々あったように思えます。 訓練後は満足した、もっと自分でもメイクをしてみたいといった声が多くありました。 また、この訓練をきっかけに、さらに自身で発展的に美容に取り組んだ方もいます。 ヘアカラーやリップ等にも挑戦し、修了後に素敵な姿を見せに来てくれました。