【ページ】4 【タイトル】自立訓練生の声 【本文】 ・通所 私は、視覚5級聴覚3級の第一種重複障害者です。今から2年半前に、生死を分ける心臓手術をおこない、成功はしたものの、病室が暗く感じその時すでに視覚障害がでていたのです。今後の生活に大きな不安を感じ、体力回復指導のリハビリの先生に相談したところ、 「専門外ですが訓練、学習施設があるので相談にいかれては」とのアドバイスをうけて、通所するようになりました。視力障害センターの第一印象は「古い」でした。しかし通所を始めると、職員、先生方が障害者自身を基本に考えて、接していただきました。訓練、日程等いろいろな面で、行き違い思い違いはありましたが、その都度障害者目線で取り組んでいただく事ができました。おかげさまで健康だった頃、私の知らない世界を勉強させていただき、本当に感謝しております。まだまだやりたい事に向かって、視力障害センターの全てを利用させていただき勉強して、より良い人生を過ごして生きたいと思っております。 ・入寮 はじめまして。 私は、大阪市内在住の48歳の男性で、 大阪城から歩いて行けるぐらいのところに住んでいます。 センターに通うのは大変なので、2月4日から入寮で自立訓練を受けています。 生まれつきの弱視で、右目の視力はゼロ(光覚なし)、左目の視力は0.08でしたが、 2年前に網膜剥離で視力を失い、日常生活も困難となり、このセンターにピットインしましたぁ。 我が人生をバイクレースに例えてみました。 レーサーは私(昭和のオヤジ)で、今までのマシンは自転車・眼鏡・単眼鏡・弱視レンズでした。 新しいマシンは、白杖・盲導犬(検討中)・PC-Talker、プレクストークリンクポケット、 L点字、音声対応の便利グッズです。 ここのメカニックは(訓練士さん)は、皆さん超一流で、全員個別に紹介したいのですが、 今回は省略させていただきまぁす。 このピットから出て、あん摩・鍼灸という名のレース場へ復活し、 チェッカーフラッグまで走り続けようと思っておりまぁす。 ・訪問 現在、自立訓練を受けている最中ですが、自立訓練を受けて一番良かったと思うのは歩行訓練です。 転居したことで一人での外出もままならなくなっていましたが、丁寧に繰り返し指導してもらうことで自宅からバスに乗って最寄りの駅まで安全に行けるようになりました。 中でも難聴なので周囲の音を聞き分けるのが困難でしたが車の発車音を聞き分けるコツを教えてもらい信号の変わるタイミングを知ることができるようになりました。 お陰様で安全に外出できるようになり自立へ向けて第一歩を踏み出すことができました。 引き続きいろいろな訓練を受けていきたいと思います。