【ページ】3 【タイトル】東洋療法に関するQ&A Q.就労移行支援(養成施設)*では、国家資格の取得を目指し勉強すると聞きましたが、どのような内容でしょうか? まったく知識が無い状態であっても大丈夫でしょうか? A.あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の3つの国家資格の取得を3年間かけて目指します。 学習内容は、人体の構造や機能、西洋医学の病気や治療、東洋医学についての学習、あん摩、マッサージ、指圧やはり、きゅうなどの実技実習、また、これらを総合的に実践する臨床実習などがあります。 1年生の皆さんはどなたも初めて学ぶことばかりです。 しっかり丁寧に学習していきます。全く知識が無くても大丈夫です。 Q.就労移行支援(養成施設)で学ぶ内容は、主に東洋医学と聞きました。西洋医学と東洋医学との違いを教えてください。 A.東洋医学と西洋医学は、考え方や治療方法に大きな違いがあります。 今の日本で行われている医療のほとんどが西洋医学です。 西洋医学は体の悪い部分を各種検査で発見し、その臓器に対して直接お薬や手術などの治療を行います。 一方、東洋医学は、病気の原因を不調和(アンバランス)だと考え、身体のバランスを整える全体的な治療を行っていきます。 からだのバランスは「気」「血」「水」と呼ばれる3つの要素で保たれています。 これらの3つが正常に体内をめぐることで、健康でいられると考えます。 漢方薬、あん摩、はり、きゅうなどを使い、心身の調和を図り、本来その人のもっている自然治癒力を高めることで、病気や症状の改善を目指します。 Q.就労移行支援(養成施設)を修了し、国家資格を取得した場合、どのような進路(就職など)がありますか? また、修了後であっても、進路(就職など)にかかる相談は可能でしょうか? A.国家試験に合格した後の主な進路としては、施術所、ヘルスキーパー、訪問リハビリ、通所介護(デイサービス)事業所、開業などがあります。 また、修了後であってもいろいろな相談を通してサポートさせていただきます。 キャリア支援についても併せてお手伝いさせていただいています。 Q.就労移行支援(養成施設)では、外部講師を招いた研修等は実施されていますか? 定期的なものがあれば教えてください。 A.外部講師を招いた研修会としては、各方面で活躍する臨床家の先生を招いて実施する臨床研修講座を年4回程度、就労に必要なスキルを身につけて頂くために進路支援講座を年2回程度実施しています。 Q.就労移行支援(養成施設)は、どのような雰囲気でしょうか? 馴染めるか心配です。 A.就労移行支援(養成施設)は、少人数クラス編成で、和気あいあいとした雰囲気です。 同じ視力に障害をもった仲間同士で助け合い、切磋琢磨しながら学習しています。 クラス担任や担当職員(ケースワーカー)を配置して、落ち着いたクラス運営や明るい学習環境づくりに努めています。 *就労移行支援(養成施設)とは、「あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう科専門課程」を意味します。