【ページ】4 【タイトル】陶芸訓練 毎週火曜日の2・3時限目に利用者の皆さんと和やかな雰囲気で作陶しています。 充実した設備があり個々に合わせた指導で希望の作品作りをしていただいています。 この陶芸訓練では日常の生活における指先の感覚を作陶を通し養っていければと考えています。 例えば作陶する時、どこが薄くてどこに分厚く粘土があるかの判断は、人差し指の先と親指の先でつまんだ感覚を頼りにやっています。 見た目に惑わされずに触覚も使って判断し見極めることで、より効率的に形成ができるのです。 はじめて器を作る方によく言うのですが、目の感覚と触った感覚は多少ずれがあります。 見た目では薄く仕上げたつもりでも、実際に持ってみるとどこか重たい。 でもどこに肉厚あるのかわからない。 なんていうことが多々あります。 「手で見て作る」これは何度も形成を繰り返し試行錯誤しながら経験を積むことで、少しづつ感覚のズレは修正され、より的確な処理ができるようになります。 陶芸訓練を通して、楽しく作陶しながら指先の感覚を磨き、日常生活に応用していただければ幸いです。 もちろん作った器などは焼成後に食器として使用できますので使う楽しみも魅力です。 皆さんの参加をお待ちしています。 陶芸訓練講師 ア野哲志