便利グッズ紹介 近年のICT技術の進歩はめざましく障害を補い、不便を軽減する様々な補助具やパソコンソフト、スマホアプリなどが登場しています。 ここ数年注目されているこれらの器機やアプリなどについて簡単にご紹介します。 【OrCam MyReader】 印刷されたテキストなどを直感的な指さしゼスチャーで即座に読み上げ始めるウェアラブル補助テクノロジーの製品です。眼鏡の蔓に装着することができ、使い捨てライターほどの小型な製品です。 距離が近すぎると全体がカメラに収まらず、一部分しか読まない場合があるので、カメラの向きと距離は少し慣れが必要かも知れません。 当センターでも体験していただけます。 【HOYA MW10】(暗所視支援眼鏡) 夜盲の症状があるかたの暗所視を支援するために開発されたウェアラブル器機です。コントローラーとケーブルで繋がったゴーグルを装着して使います。 保有視覚機能にもよりますが、夜間でも鮮明なカラー映像で周囲の様子を見ることができます。反面、距離感覚がつかみ難かったり、状況に応じた明るさや倍率のコントロールも必要です。 当センターにHOYAのデモ機を貸し出していただいていますので、体験していただけます。 【Sullivan+】  スマホのアプリで、視覚障害者の情報アクセシビリティを高めてくれます。 AIモード、文字認識モード、イメージ描写モードがあります。 【Navilens】 Navilensは情報が埋め込まれたタグ(QRコードに似た四角形のカラフルな図柄)とそれを読み取るスマホアプリからなります。スペインやアメリカでは普及しつつあるようです。日本でも無料版が公開され、施設内を移動する際の情報提供などの活用が期待されています。