【ページ】1 【タイトル】 新所長就任のご挨拶 この度、4月1日付けで神戸視力障害センター所長に就任しました川島と申します。当センターでの勤務は、24年ぶり2度目となります。 当時と比較すると、措置から契約、利用者数の減少など状況が変化しており、さらには新型コロナウイルス感染症による影響も含め戸惑いもあり、一方で懐かしさも感じながら職務に就いたところです。 さて、当センターの運営面に目を向けると、就労移行支援(養成施設)の利用者数の減少が課題となっています。要因のとしては、視覚障害者の職域の選択肢が、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師、いわゆる三療以外にも広がりを見せていることが、その一つであると推察されます。一方で、三療はこれまで視覚障害者の職域として重要な役割を果たしており、引き続き三療を目指す方々への支援は必要だと思いますので、現状を踏まえ、国立の養成施設としては、これまでに培ったノウハウを活かし、他の養成施設では受け入れの難しい利用者への重点的な支援など、その役割を改めて再認識し、取り組んでいく必要があると感じています。 また、自立訓練(機能訓練)では、歩行・ICT・ロービジョン・日常生活技術などの訓練を実施していますが、人生100年時代の到来と言われている中、高齢に伴う目の疾病などにより、日常生活や社会参加に支障をきたしている方々が、潜在的にいるものと推察されますので、こうした方々に対して適切な支援を届けることも重要な役割になってくると思います。 さらに、このような社会情勢の変化や利用者のニーズに迅速かつ的確に対応し、モデルとして発信することも国立の施設として重要な役割ではないかと感じています。 そして、基本理念に則り、当センターの利用者が地域社会の一員として活躍できるよう必要な支援を提供することが基本的な役割であることを認識し、誠心誠意取り組んでまいりますので、利用者及びご家族の皆様、地域の方々、関係機関や関係者の方々等のご支援とご協力のほど、引き続きよろしくお願い申し上げます。 もくじ 2ページ 新規利用者からの声 2ページ 令和3年度国家試験結果と進路状況 3ページ 令和4年度 臨床研修講座 3ページ 令和4年度自立支援局教官研修会報告 4ページ 障害者スポーツ大会 4ページ 福祉体験学習 5ページ 利用者の声 5ページ 基本理念と基本方針 6ページ 利用者募集