〔各課紹介シリーズ5〕
指導部相談判定課紹介
指導部 相談判定課

 「グリーンハウス」は、当センター内のレストランで 、多くの人たちが利用していますが、更生訓練所の相談 判定課も一歩室内に入れば窓の外には一面に緑が広がり 、正に「グリーンハウス」の趣です。
 毎日、お天道様の恵みを受けて、室内ではたくさんの 植物が芽を吹き、花を咲かせています(せっせと水や肥 料を与えることも忘れません)。
 また、外の景色は緑の巨大なパノラマとなって当セン ターの四季折々の花の彩りや生命の息吹をおおいに感じ させてくれます。
 このおおらかなグリーンハウスで、総勢6名の職員が 日々職務に励んでいます。

 そんな相談判定課の業務をここに紹介させていただき ます。
1 電話や来訪による相談について
 相談の内訳を見ると、当センターへの入所に関わる相 談が多いのは当然として、医療、職業、生活面などに関 わる相談も増えています。
 相談されるのは、入所希望の本人はもちろん家族や福 祉事務所、ハローワークなどからの問い合わせも多く、 多いときには日に約80件ほどの電話などによる相談を こなしており、当センターの相談窓口としての役割を担 っています。
 また、今年度より当センター病院が高次脳機能障害支 援モデル事業の拠点病院となったこともあり、高次脳機 能障害の方からの相談も徐々に増えてきています。
2 入所選考について
 平成12年度の入所申請件数は肢体不自由・聴覚障害 ・視覚障害・内部障害の合計で269件でした。最近の 傾向としては、肢体不自由と内部障害、あるいは盲とろ うなどの重複障害が増加してきており、障害の重度化と ともに、より訓練の重要さが増してきているように思わ れます。
 また、各地域に更生援護施設の整備が充実したことな どから聴覚障害及び生活訓練課程を希望する視覚障害の 方の申請件数が減少傾向にあり、このため募集案内など を通じた募集活動にも力を入れているところです。
3 心理検査及び心理面接について
 評価や判定に関わるさまざまな心理検査をおこなって います。
 入所者の生活を心理面からもサポートしており、心理 的なストレスをかかえた者に対し、心理検査等で得られ た情報などをもとに、入所者個々の特性を踏まえて、き め細やかな相談・助言を行っています。

 そのほかに、今年度から更生訓練所入所者のための苦 情相談の窓口が 設置されました。苦情申出書の受理か ら、苦情解決へ向けての手続きの諸事務を担当していま す。
 相談判定課職員6人はなかなか個性豊かな面々がそろ っていますが、なぜか仙台市にゆかりのある者が4人と 多く、さらに同じ仙台の大学の出身が3名おり、帰省の 時季には、度々、笹蒲鉾や萩の月がお目見えします。
 このような雰囲気ですが、当センターの相談の窓口と して、相談者の立場に立った相談業務にこれからも力を 合わせて努力していきたいと思います。

6名の相談判定課の職員
6名の相談判定課の職員