〔各課紹介シリーズ6〕
指導部指導課紹介
指導課 橋本 都

 指導課は訓練棟の2階、エレベーター向いに位置し、 課長他17人の職員(ケースワーカー14名、事務係3 名)とパート5名が宿舎管理や入所者援護に日々動きま わっているところです。主な業務内容としては個別指導 、集団指導、調整業務、後指導の4つに大きく分かれて いますが、業務内容は幅広く、ケースワークから草刈り まで「なんでも屋」といってもいいかもしれません。
 全ての業務内容を事細かに紹介することは難しいので すが、主な4つの業務について紹介します。

1.個別指導
 入所者個人に関わる生活指導・援助・及び自立、社会 参加の課程における問題点について相談、指導、援助及 び調整を行い、円滑な施設生活、社会生活に適応できる ように指導しています。
 (生活適応、経済面、健康面、対人関係、社会資源の 活用、進路指導等)

2.集団指導
 入所者がグループ活動に主体性をもって参加し、それ ぞれの役割をもって実践できる場と条件を設定し、指導 ・援助することにより、個人がグループ活動によって他 の構成員と相互に交流し、人格的に成長の機会を経験し 、個人及び集団が社会的に望ましい方向で機能する力を 高められるよう指導しています。
(オリエンテーション、宿舎生活、ホームルーム、社会 教養、各種行事等)

3.調整業務
 入所者が入所から退所までの課程において、一貫した 方針のもとに指導・援助計画を実施し、この目標を達成 させるため、他部門、援護の実施者、家族及び関係機関 等との調整を行い、入所者の自立と社会参加を円滑にす るための援助をしています。

4.後指導
 入所者が卒業及び訓練を修了した後、社会生活、職業 生活において生じた個別の問題について、その解決を図 るよう援助するとともに、卒業者修了者団体(同窓会) の組織運営等の相談に応じ、助言し、障害者の社会参加 を促進する援助をしています。

 指導課はこれら主な4つの業務を、一般リハ課程19 2名(肢体139名、聴覚44名、視覚7名、内部2名 )と理療教育課程176名(平成13年9月18日現在 )の入所者に対し、また数多くの修了者に対して実施し ています。
 個性派揃いの指導員と入所者363名が出入りする指 導課は、他部署の方から見るとバタバタとしているよう に写るかもしれません。
 このような雰囲気の中、入所者の水先案内人として、 職員が力を合わせ、日々の業務を行っていきたいと思い ます。

写真1
業務内容は幅広い

写真2
職員が力を合わせ、日々の業務を行っています