[学院情報]
学生・職員の交流会の実施について
学院事務室



 去る11月8日(金)、当学院大研修室において、各学科についての理解を学生相互に深めさせるとともに、学生・職員間の親睦を深めることを目的として、「学生・職員の交流会」を実施しましたので、ご紹介します。

 この時期、各学科の最上級生の中には、只今就職活動真っ最中の者がいたり、また、当学院関係の今年度最初の資格試験である手話通訳士の1次試験が既にスタートして、2次試験が間近かに迫っている時期ではありましたが、多くの学生諸君や職員の参加を得て開催し、ほぼ初期の目的を達成することができました。

 交流会最初のメニューとして、まず、各学科の教室等において、学科別概況説明を行いました。
 これは、各学科の学生を2班に分けて、各班の代表者が、夫々の学科の概要を説明することにより、他学科の学生に当該学科に対する理解を深めてもらおうというものです。
 5学科各2班、合計10班の代表者から、夫々創意工夫を凝らした説明が行われました。学科の概要はもちろん、代表者の人柄等も披露できて、各学科間の交流が深められたものと思います。

 次いで、学院大研修室において、学生・職員の懇親会を開催しました。
 各種アトラクションに熱心に取り組んだり、6つの大テーブルに分かれて歓談したりして、楽しい一時を過ごしました。
 学生諸君も、今宵ばかりは厳しい就職事情や受験勉強等も忘れてとばかりに、明るく、楽しく、大いに盛り上がっていました。

 本交流会が、学生諸君にとって、まさに「忙中、閑あり」、気分一新を図るものとなって、新たな気持ちで就職活動や受験勉強等に積極的に取組む糧となったり、生涯の友に巡り合うきっかけになったとしたら幸いです。

 なお、当日参加した義肢装具学科1年の沖野 敦郎さんに感想文を書いていただきましたので、掲載いたします。



交流会を終えて
学院義肢装具学科1年 沖野 敦郎

義肢装具学科学生の集合写真  普段、義肢装具士養成棟で勉強し、学院棟に足を運ぶ機会の少ない私にとっては、他学科の学生がどのようなことを学んでいるのかあまり知らない状況であった。しかし、今回の交流会を通じて初めて詳しく知ることができた。アイマスクをしての歩行、車椅子の操作、言葉以外の手段を用いてコミュニケーションをとる方法、嚥下のための食事等、これまで経験したことのない体験をすることができた。そして、当たり前のようにある五感の重要性、失われた機能を回復させるための訓練方法、各学科が目指している目標、見るもの聞くもの全てが自分にとって新鮮であり、衝撃的であった。
 また、他学科の先生方や学生と知り合えることもできた。自分と同年代の人はもちろんのこと、個性が強い人、控えめな人、外見は先生に見える(?!)人、などなど、今までの人生では出会ったことのない雰囲気の人とも話せる機会を持つことができた。結果、日常では聞くことのできない、これまでの人生では聞くことのできない話も聞くことができた。
 今回の交流会に参加して、自分の視野が大きく広がったように感じた。普段の学院生活ではなかなか得ることのできない経験、体験ができたように思われる。これからもこのような行事がたくさんあれば、医療福祉に携わる人間としてより大きく、より深みのある人間になれるのではないかと思う。