〔更生訓練情報〕
国立塩原視力障害センターとの親善球技大会について
更生訓練所指導部指導課



 平成15年5月29日(木)、30日(金)の両日にわたり、塩原 センターとの親善球技大会が、塩原センターで行われましたの で報告いたします。
 国リハからは、フロアバレーボール部、サウンドテーブルテ ニス部、グランドソフトボール部から23名、職員が松岡指導課 長外3名、計27名が参加しました。
 29日朝8時30分、大勢の見送りを受け、西棟玄関前を大型バス で出発。一路塩原へ…。
 途中は道路の混雑もなく、予定より早く休憩場所の上河内サー ビスエリアに着き、11時前には早めの昼食を取りました。
その後も時間調整のため2カ所で予定になかった休憩を取りながら、 13時前塩原センターの玄関前に到着しました。
 玄関前には、すでに塩原センターの入所者、職員の皆様が出迎 えてくれており、国リハ入所生一同大変感激しました。
 到着後は、慌ただしく打ち合わせやユニホームに着替える等の 準備を行い、試合開始を待ちました。中にはユニホームを忘れた 選手もいましたが、試合までにどうにか間に合いホットしました。
 一日目は、グランドソフトボールとサウンドテーブルテニスが 並行して行われました。グランドソフトボールの試合は、序盤では、 追いつ、おわれつの接戦でしたが、中盤以降は、国リハ打撃陣の 頑張りと小川投手の好投で、塩原センターをつき離し11対6で勝利 しました。一方サウンドテーブルテニスの方も、接戦で好試合が 繰り広げられましたが、3対2で塩原センターが勝利をあげました。
 塩原センターのグランドは立地の関係で、本館から山道を5分ほど 登ったところにあり周囲を山に囲まれていることにおどろきました。 また、午前の作業中にグランドにカモシカが出てきたとの話を聞き、 塩原らしいなと妙に納得しました。
 以上のように一日目はつつがなく終了し、夜は疲れた体を温泉で いやし、翌日の試合に備えました。


サウンドテーブルテニスの様子

 二日目は、9時30分からフロアバレーボールの試合が体育館で 行なわれました。国リハチームは、昨夜の疲れが、残っているのか、 ミスで自滅する場面が目立ち、1セット目は、25対13で塩原センター の勝ち。2セット目は、国リハ応援団の叱咤激励に答えるかの ように、動きも良くなり、25対22のスコアで国リハの勝利。勝敗は 3セットにもち越されましたが、リードされたまま時間切れになり、 ゲームセット。残念ながら2対1で塩原センターの勝利に終わりました。
 試合終了後直ちに閉会式が行われ、それぞれの種目で勝ったチームの キャップテンにトロフィーが授与され、参加者全員で勝利を祝いました。
 その後は、昼食を兼ねての交換会が食堂で行われ、自己紹介と参加 しての感想をのべあいました。国リハの選手からは、細かい配慮に対する 感謝や食事がおいしかった等の言葉が聞かれ、一方塩原センターの選手 からは、来年の国リハでの再会を楽しみにしている等々聞かれました。
 以上のように2日間の日程は無事終了し、心地よい疲労感や満足感と 共に新緑の塩原を後にしました。
 今回の球技大会の開催につきましては、塩原センターの職員、入所者 の皆様に大変お世話になりました。この紙面をお借りしまして、厚く お礼申し上げます。


フロアバレーボール 試合の様子