〔更生訓練所情報〕
平成15年度国立更生援護施設
生活支援員等研修会について
更生訓練所 指導部 指導課



 9月11日(木)12日(金)の2日間、国立施設管理室主催に より、各国立更生援護施設の主任を対象とした生活支援員等 研修会が行われた。
 今年度の研修会は、施設利用に関する利用契約の開始、また、 利用にあたっての施設支援計画の作成、入所区域割りの撤廃など、 今後の施設運営に関わる転換期を迎えており、各国立施設の 生活支援に関わる主任クラスを対象とした研修会となった。
 研修会に先立ち各施設参加者に研修会における希望をとりま とめたところ、法律の専門家からの利用契約についての講義、 及び、事例を含めた施設支援計画の作成についての講義の希望 があった。
 利用契約については、全国社会福祉協議会においてモデル 契約書を作成した弁護士の平田厚氏の講義、施設支援計画に ついては、全国社会福祉協議会にて、「就労支援センターに おけるモデル個別支援計画」「支援費制度対応改訂施設の ケアプラン」の発行に関わった、障害福祉副部長の古田清美氏 により講義が行われた。
 両氏の講義は、具体性に富んでおり、質疑は、予定の時間を 超過して行われた。
 討議は、講義内容を踏まえ、各施設の取り組み状況と課題 について、事前に各施設より送付いただいた印刷資料、電子 化資料等の関係資料を相互に交換しながら各施設の進捗状況 の発表と情報交換が行われた。
 この研修会で話し合われた課題については、指導課長会議、 教務課長会議への課題として引き続き検討されることとなった。

参加者名簿
(1)国立函館視力障害センター 主任生活支援専門職 和泉 森太
(2)国立塩原視力障害センター 主任生活支援専門職 後藤 幸雄
(3)国立神戸視力障害センター 主任生活支援専門職 久保 明夫
(4)国立福岡視力障害センター 主任生活支援専門職 秋山 誠一
(5)国立伊東重度障害者センター 主任生活支援専門職 高倉 善憲
(6)国立別府重度障害者センター 主任生活支援専門職 川政 勲
(7)国立秩父学園 指導主事 中山 義則
(8)国立身体障害者リハビリテーションセンター
国立更生援護施設生活支援員等研修会の様子
主任心理判定専門職 小熊 順子
主任生活支援専門職 後藤 英信
主任生活支援専門職 小松原 正道
主任生活訓練専門職 渡邊 明夫
主任職業指導専門職 秋山 静江
主任自動車訓練専門職 並木 勉



研修会日程
日時 平成15年9月11日(木)13:00〜17:00
            12日(金) 9:00〜17:00
場所 本館4階 大会議室


プログラム
9月11日(木)
13:00〜13:30 開講
  挨拶    国立施設管理室長 片石 修三
         更生訓練所長    岩谷 力
  日程説明 国立施設管理室指導係長  大津 昭夫
13:30〜15:00 講義1 「福祉施設の利用契約について」
  講師  弁護士   平田 厚 氏
15:00〜17:00 討議1「利用契約制度移行に伴う諸問題について」
  座長  相談判定課長 高橋 久雄
9月12日(金)
9:30〜10:30 講義2 「施設支援計画の作成と支援について」
  講師 全国社会福祉協議会 障害福祉副部長 古田 清美 氏
10:40〜12:00 討議2「施設支援計画の作成について」
  座長 指導課長 松岡 利男
13:00〜15:00 討議3「各施設におけるサービス改善の取り組みについて」
  座長 生活訓練課長 山添 秀次
15:00〜16:40 討議4 「2日間を振り返って(まとめ)」
  座長 指導課長 松岡 利男
16:40 〜17:00 閉講
  挨拶 指導部長 山内 保孝



国立更生援護施設生活支援員等研修会 質疑の様子 国立更生援護施設生活支援員等研修会の様子2