国立更生援護施設栄養士・調理師等研修会報告 |
管理部 総務課 栄養管理室 |
平成16年3月11日(木曜日)〜12日(金曜日)、国立更生援護施設栄養士・調理師等
研修会が、当センター本館4階中会議室において開催されました。参加者は、栄養士10名、
調理師14名、事務官2名の26名でした。
研修会は、片石国立施設管理室長の挨拶があり、施設管理室大津指導係長の進行で
始まりました。最初に社会福祉法人毛呂病院栄養課長平野孝則先生より「楽しく美味しい
食事サービスと個別支援について」と題して講演がありました。利用者本位の食事サービス
についてどのように考え実行したらよいか、また食事の安全性もサービスの一部として
考えて衛生面や嚥下しやすい食事について体験や実例をパワーポイントを使い解りやすく
講演していただきました。
続いて各施設から、「食事支援の工夫と食事環境」というテーマで発表・報告がありま
した。栄養指導・調理訓練の状況、料理の適温サービス、配膳の際のサービス、食べやすく
するための調理への工夫、献立内容、今後の課題等について、ビデオやパワーポイントを
使っての発表でした。各施設、限られた設備とマンパワーでサービスの向上に工夫して
いることが伝わってくる発表でした。また、終了予定の時間を大幅にオーバーするという
内容の濃いものでした。
夕方から始まった懇親会では、当センターの職員が大勢で歓迎の意をこめて参加しました。
山内指導部長の挨拶では、「より良い食事支援を期待しています。」とのお言葉をいただき
ました。また、会場のあちらこちらで「久しぶり、お元気ですか?」の声が聞こえてきま
した。懇親会も予定時間をオーバーしての盛会となりました。
12日(金曜日)は、東京ビックサイトで行われているフード・ケータリングショーでの
研修でした。最新の調理機器や衛生管理機器等が障害者の更生援護施設で利用できないか、
メーカーの人の説明を熱心に聞く姿が会場内で見られました。
二日間の研修は充実したものとなりました。この研修会は、三年に一度開催されます。
初日の各施設の報告会は、一施設が十数分という持ち時間でした。この時間で、三年間に
改善したことや取り組んでいることを報告するのは難しいと感じました。できれば、もう
少しこのような機会がふえれば・・・
最後に、今回の研修会を企画して下さった本省の方々及び懇親会を準備して下さった
総務課の方々に御礼申し上げます。「ありがとうございました。」