〔クラブ活動紹介シリーズ8〕 |
軽音楽クラブ |
更生訓練所指導部相談判定課 納冨 祐輔 |
1 クラブ活動状況
軽音楽クラブは、クラブの特色として視覚障害のある方だけに限らず、肢体不自由の障害のある方も一緒に活動しているクラブ
活動です。現在、月曜〜木曜の夕食前(15:30〜)と夕食後(20:30〜)に各グループ(バンド)ごとに活動しています。
日々練習をするだけではなく、発表の場として、新入生歓迎ライブやサマーライブ、並木祭ライブ、クリスマスライブ、卒業生
追い出しライブなど、年に4〜5回程度の演奏会(ライブ)を行っており、特に並木祭ライブでは、当センター外の方もたくさん
いらっしゃることもあり、忙しい日々を過ごしているクラブ員である利用者の皆さんも発表を楽しみに練習に励んでいます。
2 音を楽しむ
軽音楽クラブは、決して高い演奏技術を求めるクラブではありませんし、音楽ができないと入れないクラブ活動でもありません
。音楽を通じて、他の障害のある方との交流を深めることや演奏会(ライブ)を自分たちで企画し、やり遂げるという達成感、音
楽で何かを伝えるといったことを数多く学べ、たくさんの感動を与えてくれます。私自身、大学の頃より軽音楽のサークルに所属
していた関係で当センター採用後、軽音楽クラブの顧問として利用者の皆さんと一緒に活動させていただいていますが、これまで
やってきた音楽とは違った音楽の素晴らしさを感じることができます。
音楽を楽しむことでそれ以外に得るものやかけがいのないものに触れることができる場所だと思います。
3 さいごに
利用者の方、職員の方でも過去に楽器を演奏していた方や、継続して音楽を続けている方がいらっしゃると思います。もちろん
音楽は聴くだけでも大好きな方、これから音楽を始めたいという方もいらっしゃると思います。もしよろしければ、講堂から音楽
が流れていたら、少しの時間でもかまいませんので講堂に立ち寄っていただき、音楽を楽しんでいるクラブ員の顔を見ていただけ
ればと思います。
また、ボランティアでもかまいませんので、利用者の方に各パートの楽器を教えていただける方なども募集中です。障害を持っ
ていても工夫して楽器を演奏することは可能ですし、それを教えるのに特別な知識も技術も必要ありません。過去に楽器を演奏し
ていたことがある方がいらっしゃいましたらぜひ一緒に音楽を楽しめればと思います。クラブ員もお待ちしております。