〔更生訓練所情報〕
〜決意も新たに〜
平成20年度理療教育課程入所式とオリエンテーション
理療教育部


 平成20年4月9日(水)、平成20年度理療教育課程第29回入所式が執り行われました。式は前期オリエンテーションに参加していた5名の方を交えて11:00から始まり、開式の挨拶の後、専門課程21名、 高等課程7名、計28名(うち女性4名)の方々が氏名点呼を受けました。起立するおひとりおひとりの顔には、決意と不安の入り混じった表情が浮かんでおります。
 引き続き、江藤更生訓練所所長が歓迎の挨拶。これまでの御労苦に対する敬意を表するとともに、これから医療の道に進むという心構えと気概を持ってセンターでの学習を全うしていただきたいとの弁がありました。また、御家族、福祉事務所の御担当に対しての謝辞と、なお一層の支援についてのお願いを申し上げました。最後に幹部職員が自己紹介を行い、恙なく式は終了です。
 式に先立ち、当日は9:00から受付を開始し、重要事項説明と利用契約書の取交しを行っております。新体制になって2年目となり、教官一同慣れないながらも誠意を持ってお迎えすることができました。
入所式が終了すると同時に、後期オリエンテーションがスタート(表)。居室に移動して昼食後、9班に分かれて、センター内の環境認知です。円滑で快適な宿舎生活と学業には欠かせない2.5日間のプログラムです。
 理療教育部の教官がそれぞれの班を担当し、一緒に歩きました。一対一、もしくはグループで、寮の居室、食堂、診療室や売店といった生活空間から、教室、実技室、施術室、体育館、管理部門のある本館、病院へと、少しずつルートを拡げていきます。
  そして、渡り廊下の先にある講堂や、グランド、陸上競技場と、一周2km以上あるセンター構内を桜吹雪の中、足を棒にしました。
 特に、食堂では、入口から出口までの一連の動作を何度も繰り返しました。相席の方々と語らう余裕が垣間見えると、私たちも安心します。
 オリエンテーション後半の2.5日間は、病院の利用や健康管理、進路、理療教育全般に関する事項や科目ガイダンス、白衣の注文など、理療教育課程ならではの、学習並びに就労に関する時間を過ごしていただきました。少しずつ、新入生の顔が真剣になっていく様子が伝わってくる瞬間です。
 4月16日からは授業開始となりましたが、入所式からオリエンテーション期間中、大きな事故もなく、スムーズに授業に移ることができたことがなによりです。新しい環境、新入生同士、そして私たち教官との信頼関係を築く第一歩となりました。
 これからの3年間、5年間を共に励み、実りある時を迎え、晴れてあはき師としての舞台に立たたれる日を心より御期待申し上げます。


(写真1)平成20年度理療教育課程入所式

表 理療教育課程オリエンテーション(2008年度)


(画像1)理療教育課程オリエンテーション(2008年度)