〔病院情報〕
病院紹介シリーズ24「放射線部門」
 


 病院本館から新館の外来診療室待合室に進み、内科診療室横の渡り廊下を過ぎたところに画像診断棟があります。画像診断棟は、センター中庭西側に位置し他の部門とは異なり、独立した建物が1999年に完成してから11年の歳月が経ちましたが、待合室は一面ガラス張りになっており、四季を通じて今も患者さまには「きれいですね」「眺めがいいですね」などの言葉を頂きます。また、待合室・受付・撮影室のパネルについても好評を頂いています。
 私たちの放射線業務は、国家資格の「診療放射線技師法」に基づき、画像診断棟に設置されているMRI装置・CT装置・XTV装置・一般X線装置・ポータブル装置・手術室Cアーム装置の業務があります。業務は、医師又は歯科医師の指示の下に放射線(X線)を人体に対して照射を行い画像作成し、情報提供しています。よって、放射線技師は、医師又は歯科医師の指示(検査依頼:照射録)がなければ業務ができないことになっています。
 センターでは、4月に組織再編が行われました。以前の組織では病院長/診療部/研究検査科の中に臨床検部門と放射線部門が位置づけられていました。再編では、病院長/第二診療部/研究検査科/放射線部門となりました。
 現在、開設当初設置された装置を継続して使用していますが、全ての撮影室は他の医療施設と比較しても広いスペースを設けており、車椅子患者さまには広さだけではなく検査業務の機能性において、今も高い評価を頂いています。そして、放射線部門の理念を下に基本方針を位置づけ、より良い画像情報・権利の尊重と安心できるサービス・技術の向上と先端技術などの提供や新しいリハビリテーション技術開発に画像情報も一翼を担えるように努めています。


○放射線部門 理念:「思いやり」

 学問的背景に裏付けされた科学や技術、そして社会的に認知されたものを導入し、「思いやり」の具現化を実行するように努めます。また、学問的な技術や科学は一つ考え方に集約されるものではないと考えます。なぜなら、時代とともに技術や科学は進歩し変化すると考えます。この技術や科学の進歩と変化を放射線部門は常に取り入れるように努めます。


(写真)画像診断棟1階