〔病院情報〕
病院紹介シリーズ25「病院外来」
 

 外来看護職員は看護師9名と看護助手6名で、外来をご利用になる皆さまの対応をしております。“外来は病院の顔”という自覚を持ち、“やさしい笑顔”と“細やかな接遇”をモットーに勤務しております。どうぞお気軽にお声をかけてください。
 外来は12の診療科で構成されており、当院の特性を考慮した専門外来として高次脳機能障害外来、補装具診察・装具外来、フットケア専門外来、耳鼻科には難聴、乳幼児難聴、耳鳴り、嚥下、補聴器外来、眼科にはロービジョンクリニックなど多くを擁しております。また、今年7月より健康・運動・スポーツに関する相談と治療を担当する「健康増進・スポーツ外来」を開設いたしました。受診の際には予約が必要となりますので、予約センターにお問い合わせください。現在ホームページの掲載準備をしております。
 外来看護師は、一人ひとりの外来をご利用になる皆さまに対し、その障害の特徴にあわせた配慮のもと、診療の介助、検査・処置の介助、移動の介助および誘導を行っております。他職種との連携では医師をはじめ、訓練部門や医事管理課・医療福祉相談室などとの連絡・調整にも努めております。
 当院の利用者に対して在宅療養支援の一環として、平成18年より多職種との連携のもと、月1回の健康教室を開催しております。参加者は健康への関心が高く多くの質問・相談が寄せられております。健康を指向した日常生活の支援の必要性を実感したことから、在宅生活の悩みを個別にサポートすることを目的に、外来看護師による個別療養相談を平成21年6月から開始いたしました。診療科に合わせたポスターを掲示し(図1)、待ち時間や診察終了時に個別療養相談に繋げるはたらきかけを行い、現在も継続しております(写真1)。相談内容は、自己導尿指導、排便コントロール、女性の尿漏れ、フットケア指導、スキントラブル、ストレスの対処法など多岐にわたっております。


図1   写真1
図1   写真1


 そして、今年度は看護助手の配置人数が2人から6人となり、診療科の受付対応が強化されました。これまでは看護師が診療や検査・処置の介助についている場合、受付対応ができずにお待たせしてしまうことが多くありました。しかし、現在はその問題点がほぼ解消されております。また、移動の介助および誘導についても研修を受講して、安全に留意したご案内を行っております(写真2)。


写真2
写真2
 

 外来は病棟と違い、ご利用になる方のほとんどが社会生活をしながら、ご自分で(または家族など協力者の力を借りながら)障害や疾病を少しでも良い状態を目指し、目標に向かっていらっしゃいます。私たち外来看護職員は、そんな皆さまの持てる力を十分発揮できるよう、心と身体に優しいリハビリテーション看護を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


*写真に写っていらっしゃる方には、国リハニュースに掲載される旨を説明し、ご了解をいただいております。