〔特集〕
平成27年度運営方針 管理部
管理部長 君島 淳二

1.業務遂行能力の向上と業務運営の効率化に関する事項

 法令遵守等内部統制体制の確立を目指し、法令・制度・運用改正等に関する厚生労働本省はじめ各関係機関からの通知、業務運用に必要な書類等について、幹部会議及びイントラネット等を活用し、職員へ迅速かつ確実に周知を行います。
 組織的な業務実施の観点から、職員間の確認体制の構築及び関係者間の情報共有を図るとともに関係各所の情報交換を行うため、定期的に課内会議やミーティングを実施します。
 業務品質の向上推進のため、手順書やマニュアルの作成を行うとともに、年間業務スケジュールに留意事項等を記載した備忘録の作成を行います。あわせて、各業務の実施にあたり、抜け漏れがないように、かつ、期限内に処理できるようチェックリストの作成を行います。

2.事業、運営に携わる人材の計画的育成

 外部機関等の実施する給与・服務・会計等業務関係基礎研修等の各種研修に積極的参加し、担当職員の専門性の向上を図ります。
 日常のOJTに加えて、センターと地方施設間のOJT研修を実施することより、実践的かつ業務を多角的・体系的に学べる環境を整備し、職員の資質向上を図ります。
 公務員倫理に関する研修、メンタルヘルス研修等の研修など、全職員向けの研修を実施するとともに、e−ラーニング、外部講師による研修など実施形態を工夫し、研修受講者の増加及び研修効果の向上を目指します。

3.効率的な業務運営体制の確立

 定員削減等に対応するため、定期的に現状分析及び課題整理を行うことにより、事務書類の簡素化、電子化、事務作業の迅速化を図ります。
 また、27年度から導入されるSEABIS(物品管理、旅費謝金諸手当システム)の円滑な運用を図り、本システムの効果的活用により、事務の効率化を行います。

4.災害等緊急時の危機管理の充実

 消防防災計画に基づく避難訓練、緊急連絡網等を実施することにより、職員の防災意識の向上や万一の災害時の適切な対応を確保し、施設利用者、入院患者、学院生の安心・安全確保に務めます。また、感染症や食中毒予防のため、職員向けの感染症等予防マニュアルを整備し、周知徹底を図ります。

5.歳出予算等の改善に関する事項

 一般競争入札に関して、応札条件の緩和等により競争を促進し、1者応札案件の減少を図るほか、伊東重度障害者センター統合を踏まえた適正な予算要求及び移転準備作業を実施するなど、歳出予算の効率的執行に関する取組みを行います。