平成23年度障害者週間記念事業 国リハセンター子ども体験デー開催報告

管理部企画課

 「こんにちは。」、「よろしくお願いします。」子ども達の元気な声を皮切りに、国リハセンター子ども体験デーが開催されました。今年度で2回目の実施となる体験デーは、11月30日(水)に並木小学校6年生37名、12月6日(火)に伸栄小学校5年生76名(2クラス)を招待し、アイマスク、車イス、視覚障害者スポーツ及び手話を体験していただきました。

 講堂で行われたアイマスク体験では、視覚障害の説明から始まり、白状の使用方法、アイマスクを使った疑似体験、シミュレーションレンズキッドの紹介などを行い、最後の視覚障害者との接し方では真剣な眼差しで注意事項を聞いていました。車イス体験では、少人数に分かれリレーを行い、汗をかきながらの笑顔が耐えませんでした。最後の質疑応答では、「バスケット、ウィルチェアラグビーの他にどんなスポーツがあるの?」、「スピードはどれぐらいでるの?」等々の質問が飛び交いました。視覚障害者スポーツでは、来年開催されるパラリンピックの説明を交えながらゴールボールを体験しました。耳だけからの情報を頼りとしたスポーツに戸惑っているようでした。手話体験ではろう者とのコミュニケーション疑似体験のため、一切言葉を発することなく、数や色などの表し方を学びましたが、笑い声だけは随所で聞こえてきました。
 体験終了後も子ども達からは、「もっと体験したい。」、「とても楽しかった。」との声があり充実した体験デーとなったようです。

 当センターとしても、“障害者週間”の主旨である『国民に広く障害者の福祉についての関心と理解を深める。』ことに達成できたと思うと共に、今後も小学生をはじめとする地域の方々に障害者福祉を広めていかなくてはいけないと感じた両日となりました。
 最後に、今回、体験デーに参加した小学生達が、数年後当センターに興味を持ち、見学に来られることをお待ちしております。

写真 アイマスク体験の様子 アイマスク体験の様子

写真 車イス体験の様子 車イス体験の様子

写真 ゴールボール体験の様子 ゴールボール体験の様子
写真 手話体験の様子 手話体験の様子
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