第33回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局
総合支援課 森田勝義
去る10月27日(土)、国立障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセンターの共同主催による、第33回リハ並木祭を開催いたしました。
26日(金)の午後から開会式と内覧会を行いました。開会式では司会進行、開会宣言を利用者実行委員が行いました。テーマ及びポスターの最優秀作品及び優秀作品の表彰があり各1名に賞状が授与されました。
テーマは応募総数98点の中から和田拓也さんの『一人の優しさみんなにつながるありがとう!』が最優秀作品として選出され、また、ポスターは8作品の中から、久保田杏美さんの作品が選出されました。久保田さんの作品のイメージは、『「ひとりの優しさみんなにつながるありがとう!」ということで、「優しさ」というキーワードから、ふわふわした羽、そして鳥をイメージしました。鳥が優しさを運んで、それがつながることで、輪になる様子をリースとして表現しました。』とのコメントを頂いています。この作品は、ポスターの他、パンフレットにも使用され、リハ並木祭に華を添えました。
27日(土)は、訓練紹介、地域団体からの企画参加、クラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂でのステージ企画、特別企画の東京サロンオーケストラによる恒例のコンサート等、賑やかにリハ並木祭を彩りました。
講堂では、軽音楽部ライブや津軽三味線、ハワイアンショー、ウクレレによる演奏会が行われ、来場者から好評をいただきました。
第一体育館では、車いすバスケットボール、ウィルチェアーラグビーの紹介、現役部員対OBの試合、体験会等が行われました。多くの方が見学、参加され、賑わいを見せました。今年も多くの修了生の方が来場され、会場のいたるところで職員や、利用者、修了生同士で「話の輪」が出来ていました。リハ並木祭は修了生との再会の場でもあると再認識できたところです。
第33回目の開催となった今回のリハ並木祭ですが、実行委員の利用者の方を始め、多くの利用者のみなさんが、積極的に企画へ参加し、盛況のうちに終わることができたと感じています。また、地域団体の皆様に参加していただいたこともあり、日々の活動についての報告や、交流・情報交換の場となり、「地域とのつながり」を深めることができたことと思います。
しかし、今年度は病院の建て替え工事中での開催となり、ご来場頂きました皆様にご迷惑をお掛けしたことをこの場をかり、お詫び申し上げると共にリハ並木祭の運営にご尽力いただいたセンター内外の多くの方々、リハ並木祭を楽しみに来場してくださった地域の方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。