第34回リハ並木祭を終えて

リハ並木祭実行委員会事務局
総合支援課 佐々木桂

 去る10月19日(土)、国立障害者リハビリテーションセンター(以下、「国リハ」という。)と国立職業リハビリテーションセンター(以下、「職リハ」という。)合同でリハ並木祭を開催しました。朝はあいにくの小雨模様でしたが、我々の思いが通じたのか、開始時間までには雨が止み、予定どおりに「リハ並木祭」のスタートを切ることができました。更に、開催時間中に降雨はなく、終了時間の16時ごろに降り出すという展開で、天気も少し味方してくれたようです。若干、肌寒い気温ながらも、1035名の来場者を記録し、とても盛り上がった1日となりました。 ここに、前日から当日の様子をご紹介させていただきます。

 18日(金)は午後から開会式が行われ、テーマ及びポスター部門の表彰が行われました。テーマ部門では自立訓練利用者、村上英利さんの『手を伸ばそう 思いやりから つながる○(わ)!』が最優秀作品に選出され、ポスター部門では、職リハ利用者、小昏萌雅さんの作品が最優秀作品に選ばれました。ポスターは、秋に咲くコスモスなどの花で「思いやり」が表現され、花がたくさん集まってハート(この世界)になり、リボンという「○(わ)」で結ばれている、まさにテーマにマッチした作品です。開会式では、国リハ総長から、テーマの「手を伸ばそう」というフレーズが今の日本の私たちを元気づけてくれるとのご挨拶があり、翌日の一般公開に向けて思いは一つになったようでした。

 19日(土)の一般公開では、国リハ及び職リハで行われている訓練紹介の展示、障害者の福祉について理解を深める展示、障害者スポーツのデモンストレーションなどの催しがあり来場者の関心を集めたほか、地域団体からの出店も多くあり、グルメストリート(模擬店)においても賑わいを見せました。
 また、今年は障害者のファッションを取り上げた企画もあり、プロによるメイクの実演やアドバイスを受けられるということで、好評を博しました。
 講堂では、軽音楽ライブ、ロック、ハワイアン、民謡など様々なジャンルの演目がありましたが、来場者のアンケートから「奏者も観客も楽しんでいた」「十分に満喫できた」との声もいただき、会場は一体となったことが窺われます。
 東京サロンオーケストラによる演奏では、満席で立ち見が出るほど好評で、毎年恒例の指揮者体験・生オケコーナーでは、会場に多くの笑顔が見られ、大いに盛り上がりました。 第34回リハ並木祭が、事故等なく成功裡に終えられたことは、計画・運営に携わった利用者の方々及び職員の「手」と、参加していただいた地域団体の方々、そしてセンターに足を運んでくださった多くの地域住民の方々から伸ばされた「手」が繋がり、大きな○(わ)になった結果であると思っております。
 皆様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

(開会式の様子)

(つぼ教室)

(ウィルチェアーラグビーの体験)

(お化粧の実演)

(賑わうグルメストリート)

(好評の東京サロンオーケストラ)



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