第30回業績発表会優秀賞及び奨励賞受賞者コメント
                企画・情報部企画課

平成25年12月20日(金)に行われた、第30回業績発表会で優秀賞及び奨励賞を受賞された10名の方々からコメントをいただきましたのでご紹介いたします。
○優秀賞
病院障害者健康増進・スポーツ科学支援センター山下 文弥
病院看護部粟生田友子
病院第三診療部金  樹英
研究所感覚機能系障害研究部世古 裕子
自立支援局神戸視力障害センター水本 達也
病院看護部髙橋美枝子
病院看護部堤  美穂

○奨励賞
研究所脳機能系障害研究部川瀬 利弘
企画・情報部発達障害情報・支援センター鈴木 繭子
病院リハビリテーション部中川 雅樹

【受賞者コメント】
<優秀賞>
病院障害者健康増進・スポーツ科学支援センター 山下文弥
演題:「障害者のための健康づくり事業〜健康づくり介入が地域生活に及ぼす影響〜」

 この度は、私たちの発表に「優秀賞」という評価をいただき、大変嬉しく思います。また、ご指導・ご協力頂いた先生方に心から感謝申し上げます。
 今回、発表課題と致しました、「障害をお持ちの方への健康づくり」は、地域で生活している、障害をお持ちの方に対して、個人の生活に合わせて、各専門職が関わり、それぞれの健康目標をともに考えながら実践いたしました。その結果、日常生活において、健康づくりを意識した行動の変化を促すことに繋がったと考えております。
 今後も障害をお持ちの方々が、当センターを利用することで、より良い健康づくりが実践できるサポートが出来るように取り組んでいきたいと考えております。
 今回の受賞を励みに、更に、専門性を高め、障害をお持ちの多くの方に適切なプログラムが提供できるように心新たにしております。
 今後とも、皆様方のご指導・ご協力の程、宜しくお願い致します。
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病院看護部  粟生田友子
演題:「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程3年間の評価」

 本センター学院に看護協会で認定された「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程」が開講されて3年目を迎えます。このたびの業績発表会では、この3年の成果を評価いたしました。
 本来ならば、この学院の教育課程に正式に所属する主任教官がこの任と発表を担うことが相応しいと思います。しかし、さまざまな事情により、私を含め病院看護師2名が看護協会から教官としての資格承認を受け、6名が併任しながら教育を展開してきました。看護協会の制度委員会が行う教官資格審査も実のところ難関です。病院看護部が役割を併任して担うことで教育体制上不利益が研修生に及ぼすことがないよう、不断の努力で乗り切り、これまで経過してきました。
 この間私ども教官を支えてくれたのは、病院看護師の仲間であり、学院長をはじめとする学院スタッフであり、管理部であり、なにより半年間の過密な研修を終えた後の研修生たちの晴れ晴れとした笑顔でした。すでに約40名が巣立ち、資格を取得して全国で活躍しています。センターの機能として、この教育課程を存続していくことが必要であるならば、また質の高い適正な教育機関として承認され続けられることができるならば、とても意味のある活動となると思います。
 教育課程をお預かりしたこの3年間の責任は重かったですが、この場を巣立った人たちとの専門職としてのつながりは、きっと今後のセンターの機能を拡充していってくれると信じています。
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病院第三診療部 金 樹英
演題:「児童精神科外来の取り組み(その3) −第三診療部開設から8ヶ月の受診状況の報告と地域医療に期待されること、通過型ショートケアに向けた小グループの試み−」

 この度は、私たちの取り組みの報告につきまして評価をいただき、ありがとうございました。
 国の障害者の定義する対象が広がるとともに、平成20年10月に国立身体障害者リハビリテーションセンターから現在の国立障害者リハビリテーションセンターに名称が変わり、精神障害をもつ小児や発達障害者・児もサービス提供の対象となりました。それとともに、病院に「発達障害診療室」と「児童精神科」が新設され、さらに平成25年度からは診療体制の充実強化のために第三診療部として再編成されました。
 第三診療部の発足以来、それまで院内のコンサルテーションを中心に行ってきた児童精神科医療を、限定的ではありますが院外にも拡大し行ってきました。スタッフは第三診療部長である小児科医1人と児童精神科医1人、言語聴覚士1人、臨床心理士1人の4人で、全員、企画情報部「発達障害情報・支援センター」を併任し、発達障害に関する情報の収集・分析およびウェブページ等での発信も行っております。
 今回、第三診療部児童精神科としての私たちの、1)国リハにおける児童精神科医療の現状、2)発達障害青年に対する集団精神療法の報告、3)埼玉県内精神科医療機関に対するアンケート結果報告および発達障害医療における地域連携の現状とビジョン、について主に発表いたしました。  国リハ病院は総合的リハビリテーション医療の提供を目標としており、その中には、身体面だけでなく精神・発達面からの包括的な障害者医療の提供や地域・関係部門との連携体制の強化、臨床研究の推進も含まれます。国リハは身体障害に対する医療・福祉の歴史が長く、聴覚障害や視覚障害などの感覚障害や肢体不自由の方々へのリハビリのノウハウについては既に築きあげられたものがあります。その長年培ってきた経験をもってしても「なぜだか訓練がうまくいかない」方々に対して、院内コンサルテーションを行う中で発達の視点を入れることの有用性を感じてきました。重複障害をもった方に関しては確立されたアセスメント方法がまだなく、国リハで私たちが臨床研究をすすめるとともに何らかの提言をしていく責務を感じています。そして、地域の病院や教育機関、福祉機関などの「主たる支援者である機関」に重複障害者の診療に関する私たちの経験を提供することを通して、地域全体の発達障害への支援力の向上に協力できたらと考えています。
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研究所感覚機能系障害研究部  世古 裕子
演題:「ヒト体細胞から網膜視細胞への直接的分化誘導」

 網膜の再生研究は近年急速に進み、未熟な網膜組織がヒトのES細胞やiPS細胞から試験管内でつくられるようになっています。しかし、網膜への分化誘導には特に長い時間がかかることが問題とされ、数か月にわたる長期間の培養が必要です。一方、"体細胞"に数種類の転写因子遺伝子をミックスして導入するとiPS細胞を経ることなく比較的短期間で必要な細胞を得ることができる"直接的分化誘導法(ダイレクト・リプログラミング)"と呼ばれる技術も開発され、すでに心臓、膵臓、神経、血小板、軟骨などがつくられています。この方法で網膜視細胞を作製することができれば、遺伝性網膜変性疾患の診断、病態解明や薬剤のスクリーニング等に有用であるため、他施設(国立成育医療研究センターおよび日本医科大学)と連携し取り組んできました。今回は、ヒトからの採取が比較的容易である皮膚線維芽細胞を用い、直接的分化誘導法で網膜視細胞を分化誘導し、その細胞の視細胞としての性格を解析し、網膜視細胞モデルとしての有用性を検討しました。その結果、培養皮膚線維芽細胞に転写因子遺伝子ミックスを導入することによって、2週間以内でオプシンと光トランスダクションに関わる遺伝子を発現する視細胞様の細胞に分化し、この細胞に青色光を照射すると網膜視細胞と同様に過分極応答がみられました。ヒト皮膚線維芽細胞から網膜視細胞様細胞を作製する技術は、遺伝性網膜変性疾患の診断、病態解明や治療に用いる薬剤のスクリーニング等に応用できることが期待されます。さらに細胞ソースや誘導方法の改善を行い、視覚障害の原因疾患として重要である遺伝性網膜変性疾患の新規診断・治療法の開発につなげ、失明予防・視覚障害者福祉の向上に貢献したいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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自立支援局神戸視力障害センター支援課  水本 達也
演題:「重点事項の取り組み 〜地域と連携し自立訓練(機能訓 練)の充実に努めた成果について〜」

 このたびは優秀賞という評価をいただきありがとうございました。
 今回発表させていただいたとおり新たなストラテジーを基に取り組むことで、自立訓練(機能訓練)利用について一定の効果があったと思われますが、神戸センターではその取り組み以前から、自立訓練(機能訓練)の充実に向けて努力を継続してきており、今回の受賞は、これまで長期間にわたって神戸センターの事業運営などに力を注いでいただいた方々のおかげでもあると感じています。この場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。
 今後の課題としましては、その具体的な効果について明確にしていくことであり、今回発表させていただいた内容を含めてさらに深く追求していく必要があります。そのためにも取り組みの継続や新たな検証ができる体制づくりを進めていくことが不可欠です。これらもセンター一丸となって取り組んでいきたいと思います。
 今後も1人でも多くの方に利用していただけるセンターであるともに充実したサービス内容を提供できるよう努めていく所存です。このたびは誠にありがとうございました。
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病院看護部 髙橋美枝子
演題:福島県の医療施設復興に向けた看護師派遣活動報告

 この度は業績発表会において優秀賞をいただき、大変嬉しく思いました。なぜなら、私たち看護部が一丸となって奮闘した災害看護活動が優秀賞としてリハセンターの皆様に認められたのだと思えたからです。あの時、あのタイミング、あの期間で、私たちリハ看護師の派遣による支援活動は、たしかに震災病院復興へ繋げることができたのではないかとあらためて達成感を抱きました。派遣活動開始の時期は放射線による被曝への不安が大きく、他にも派遣として出向くための業務調整、家族への説明や了解、3週間滞在中の身の周り品の準備など短期間で実質的な準備をしなければならない状況でした。全員とはいえませんが、気持ちの上ではなぜ行かなければならないのかという葛藤はあったように思います。また、派遣先のスタッフは自らも被災者であるため、その人たちにどのように接したらよいのかとの不安もありました。最初の派遣看護師が戻った頃に派遣先の病院の看護部長から「今まで職場は残ったスタッフだけで働き、周りからの孤独感と毎日の激務で疲弊していました。看護師(本院から)が来たおかげで、やっと職場が明るく元気になりました。今咲いているさくらの花がやっとピンク色に感じられるようになりました。」というお便りをいただきました。この便りから私は、とにかく現地の派遣先の病院に赴いてそこのスタッフと共に行動し、孤独感を払拭することが私たちの役割なのかと思いました。この便りをはげみとして「何でもやる気を持つ」「なるようになるという気持を持つ」と心に決めて派遣先に向かいました。派遣先の病院では被災した患者さん、スタッフから病気や障害とはまた別の、災害により本人の日常から喪失したものに対する悲しみや不安が語られることがありました。こんな状況にありながら、現地は福島でも浜通りの土地と人柄のせいか、辛いことや悲しいことをユーモアにあふれた方言で言い交わすなど、たくましさを感じることもあり、逆にこちらが元気をいただくようなこともありました。
 災害時には看護活動の機会がないと思っていましたが、今回のように被災状況が落ち着いた時期の復興活動においては、私たちリハビリテーション病院の看護師も十分に支援ができると確信が持てた派遣活動でした。
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病院看護部 堤美穂
演題:「震災復興期における看護師の被災地派遣活動」

 この度、第30回という節目の業績発表会で優秀賞を頂きありがとうございました。平成24年4月から平成25年3月迄の1年間に渡った、17名の看護師の被災地派遣活動を、センターの業績として認めて頂いたこと、心より嬉しく思っています。派遣活動は派遣に行った看護師だけでなく、その間、各フロアを支えた看護師、また派遣先との調整や煩雑な事務手続きをして下さった医事課の方々の支援があって成り立っていました。今回の優秀賞は、支えて下さった方々も含めた功績であると認識しています。
 派遣活動については災害看護学会をはじめ、外部での学会発表も行いましたが、センターでの業績発表会を終えたことで、派遣活動にひとつの区切りをつけることができました。それが優秀賞という評価を頂き、看護師の苦労が報われたように思いました。
 もう2年も前のことになりますが、原発問題で看護師不足が深刻な福島相双地区から派遣要請を受け、直ちに派遣することが決まりました。放射能汚染の不安があり、看護師で派遣に協力してくれる人はいないかもしれない。その時は師長らが何回かにわけて行くしかないという話しをしていました。そんな思いで、自部署で派遣に行けるか確認した時のことを、今でも鮮明に覚えています。お役に立てるなら、と派遣を快く申し出た看護師らのことを、これからも忘れることはないと思います。
 17名の看護師は慣れない環境の中で、大きな事故を起こすことなく派遣活動を終えることができた。派遣活動の実際を振り返ると、日頃、何気なく実践していることを、場が変わっても発揮することができ、自らの専門職性を見直す良い機会になりました。災害支援においても、リハビリテーションの果たす役割をあらためて認識することができ、災害発生時には今回の経験が必ず役立つと思っています。
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<奨励賞>
研究所脳機能系障害研究部 川瀬 利弘
演題:「把持動作・到達運動を補助するハイブリッドBMI型アシストスーツ」

 今回の発表「把持動作・到達運動を補助するハイブリッドBMI型アシストスーツ」をご評価いただき誠にありがとうございます。
 私は東京工業大学大学院の頃から、人の動作を適切にサポートすることができる機械を開発することを目指し、生体信号を用いたパワーアシスト装置について研究してまいりました。2012年からは、当センター研究所脳機能系障害研究部の脳神経科学研究室にて、ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)を用いたアシストスーツの研究開発に関わっています。
 BMI型アシストスーツは、機械が脳波などを読み取ることで、脳卒中や頸髄損傷などによる運動麻痺の方が、自分の手を自分の意志で動かすことを可能にする技術です。この技術は日常生活の補助に役立つほか、脳卒中などに対してはリハ効果も期待されており、近年その効果が実証されつつあります。その回復の過程では、はじめは出ていなかった筋肉の活動が徐々に表れ始めることがわかっており、その筋活動をアシストに利用することで、意志がより正確に動作へ反映され、リハ効果が向上するのではないかと考えられます。
 私達は昨年、これまで開発してきたBMI型アシストスーツの肩・肘関節に対して、脳波による制御に加え、筋活動に伴って発生する表面筋電位を利用した制御を使うことで、より思い通りに動かせるアシストを可能としました。今回の発表では、表面筋電位によるアシストを、物をつかむ動作のような指の運動にまで拡張しました。そして手先を目的の場所に持っていく運動のアシストと合わせて合目的運動を行えるようにし、健常者および頸髄損傷患者の方での実験結果をご報告しました。さらに、このようなアシストスーツを日常でも使えるようにするため軽量化などの改良を行った新しいアシストスーツについても発表しました。
 現在私達は、実用化に向け、アシストスーツのさらなる軽量化や、長期使用評価へ向けた準備を行っています。こうした研究を継続することで、麻痺を伴う患者・障害者の方々の活動領域の拡張へと繋げたいと思っております。今後ともよろしくお願いします。
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企画・情報部発達障害情報・支援センター 鈴木繭子
演題:「発達障害情報・支援センターウェブサイトの運用について〜アンケート集計からの考察と、サイト利用の可能性について〜」

 このたびは「奨励賞」という過分な評価をいただき、身の引き締まる思いです。ありがとうございました。
 発達障害情報・支援センターは平成20年10月に当リハセンターに移設されて以降、正確かつ信頼できる情報の集積および幅広い普及啓発活動を目的として業務を行ってまいりました。平成25年度現在、業務の中核をなしているウェブサイトについて、リハセンター内の正式な場では報告したことがありませんでしたので、今回アンケート集計について分析しご報告いたしました。
 今回のアクセスログ解析およびアンケート分析により、青年期・壮年期の情報の不足、地方間の支援格差への不満などの課題が浮き彫りになってきました。これらの課題に対して、発達障害情報・支援センターとしては、まずは青年期向けのオリジナル記事の作成や発達障害者支援センターへの支援の強化などを検討してと考えています。まいきたいた、発達障害に関する情報支援ニーズへのご意見を効果的に得られるよう、アンケートの改編等を行いさらなる分析を行えるよう、すすめていきたいと思っています。
 発達障害は、平成17年の発達障害者支援法の施行に伴い、発達障害に関する理解が広がっていますが、適切な支援へのつながりやすさや正しい知識等の普及など、まだまだ課題が山積しているといっても過言ではありません。
 発達障害者支援法で、発達障害は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。これらのタイプのうちどれにあたるのか、障害の種類を明確に分けて診断することは大変難しいとされています。また、年齢や環境により目立つ症状が違ってくるので、診断された時期により、診断名が異なることもあります。
 症状が多岐にわたること、診断の難しさ、一見してわかる障害ではないこと、年齢や環境による影響を受けやすいこと、などの原因により、さまざまな誤解や混乱を生んでしまうことがままあります。発達障害のある人がそれぞれの障害特性やライフステージに応じた適切な支援を受けるためにも、発達障害情報・支援センター一同、我々に課せられた使命である、発達障害者支援に関する①情報収集・分析、②情報発信、③発達障害者支援センターに対する情報支援、④調査・研究、⑤普及啓発、を引き続き行い、さらなる課題に取り組んでいく所存です。今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
 また、発達障害情報・支援センターウェブサイト(http://www.rehab.go.jp/ddis/)をご覧いただき、ご意見をいただけると幸いです。
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病院リハビリテーション部 中川 雅樹
演題:「脳損傷者の単純反応時間の特徴」

 この度は、「脳損傷者の単純反応時間の特徴」をご評価頂きありがとうございました。
 当院作業療法では、脳に損傷を受け、注意障害や記憶障害など高次脳機能障害を呈する方に対してリハビリテーションを実施しております。高次脳機能障害の症状の1つに注意障害があります。その症状は、ぼんやりとしている、すぐに作業を中断し長続きしない、集中できない、など様々あります。そのため、高次脳機能障害を呈する方へ作業療法を実施するためには、注意機能を把握することが重要となります。当院作業療法では注意機能の程度を把握する目的で単純反応時間測定を用いています。単純反応時間の結果は数値として表されるため、注意機能のうち、主に覚醒水準、持続的注意の程度を知る指標としています。
 今回は、2008年4月から2013年10月に、当院作業療法で測定した、脳損傷者の単純反応時間の結果のうち、8週間の経時変化について4つのグループに分けて分析しました。その結果、グループごとの経時変化に違いがありました。特に初回検査時に持続的注意が低下していたグループは、経時的に優位に変化することが分かりました。
 単純反応時間の結果は、年齢や発症からの期間によっても影響を受けるため、発症からの期間や年齢ごとに分けて、さらに分析を続けて行きたいと思います。また、疾患ごとの特性や、単純反応時間の結果が、作業療法を実施する際の指標として活用できるかなどについて検証し、一人でも多くの患者さまのお役に立てるよう精進していきたいと思います。今回の受賞を励みに、今後も頑張っていきたいと思います。
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