平成25年度学院卒業式
                学院事務室

去る3月4日(火)、当センター学院講堂において、平成25年度学院卒業式を挙行しました。式は厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課施設管理室 佐藤室長をはじめとして多数のご来賓や当センターの幹部職員のご参列をいただくなか、始まりました。
 まず中村総長より卒業生57人に対し卒業証書が授与されました。卒業生は自分の名前が呼ばれると緊張の面持ちで壇上に上がり、卒業証書を受け取っていました。卒業生の表情からは、無事に課程を終えたことに対する誇らしさや喜びがうかがえました。
 卒業証書授与のあと中島学院長の式辞がありました。式辞の中で学院長は「来月からの諸君は、否応なしに現実の生活に直面するわけで、そこから逃げるわけにはいきません。学院が教えてきた、高い理想に基づいた知識や技術及び正しく物事に向き合う姿勢を学んだ諸君は自信をもって、これからの卒業人生を励んでいただきたい」とはなむけの言葉を述べられました。
 厚生労働大臣祝辞が佐藤室長より代読された後、中村総長から、「皆さんは、病や障害をもつ方々の力になりたいという熱意をもって、学院に入学されました。そして、保健、医療、福祉の専門職として、社会に今旅立とうとしています。医療と福祉の連続と連携を生かし、環境による障壁に配慮したリハビリテーションの実践を心がけてください。」と祝辞を頂きました。
 引き続き、来賓紹介及び祝電披露が行われた後、手話通訳学科1年の西畑咲希さんが、「皆様方の進む明日からの道にも、時には大きな壁が立ちふさがることもあるでしょう。そんなときこの学院での経験を礎に乗り越え、目標に向かって歩まれていくことを期待しております。そして、その道のプロとして後に続く私たちの目標となってください。」と送る言葉を述べました。
 これを受けて、児童指導員科1年の岡上三恵子さんが卒業生を代表し、「私たちは卒業後、様々な形で自己の目標に向かって歩み出します。学院で学び得た知識や経験を自分たちの人生に活かすとともに、専門家としてより広く社会に還元していかなければなりません。当学院の卒業生としての誇りと自信を持ち、学院で培ってきた財産を胸に日々精進して参ります。」と別れの言葉を述べました。
 最後に言語聴覚学科1年 小林亜里紗さんのピアノ伴奏により、全員で"蛍の光"を斉唱したあと、卒業生が退場していき、厳粛な雰囲気が漂うなか卒業式の幕を閉じました。
 卒業式に引き続き、卒業生主催による謝恩会が学院6階の大研修室で行われ、卒業生はお世話になった講師や職員に感謝の気持ちを伝えていました。
 卒業生皆様方がそれぞれの進路において、今後、益々ご活躍されますよう祈念します。

写真1:卒業証書授与
卒業証書授与


写真2:学院長式辞
学院長式辞



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