「平成26年度 福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」開催報告

企画・情報部 高次脳機能障害情報・支援センター

 去る10月10日(金)午後、高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業の一環として、「平成26年度福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」が、本館4階大会議室において開催されました。
 これは、一般就労が困難な高次脳機能障害者の日中活動及び福祉就労を支援するため、受入施設として想定される就労継続支援事業所や地域活動支援センター等の職員の理解を深めることを目的としてモデル的に昨年度初めて開催したものであり、今年度で2回目となります。
 近隣の施設同士でこういった研修会を開催し、高次脳機能障害への理解が深まり全国的に受け入れが促進されることを究極の目標としています。
 研修会開催の趣旨から、講師は参加者と同じく地域の施設で実際の支援に従事している職員とし、今回はすべて所沢市内の施設職員にお願いして、高次脳機能障害情報・支援センター中島センター長による開会挨拶・研修会開催の趣旨説明に続き、次のとおり各施設の取り組みについて発表していただきました。

・「相談支援と生活介護からの支援について」
社会福祉法人 安心会 障害者生活支援センター 所沢しあわせの里
・「生活訓練について」
当国立障害者リハビリテーションセンター
・「所沢どんぐりの取り組み」
社会福祉法人 所沢しいのき会 所沢どんぐりの家
・「高次脳機能障害及びその関連障害に対する大樹の郷での療育支援」
社会福祉法人 茶の花福祉会 大樹の郷
 一般受講者の定員70名のところ、それを超える申し込みがあったものの当日の欠席者が多く、結果的に59名の受講となりましたが、鹿児島県をはじめ愛知県・新潟県など関東圏外からの参加もあり、盛況のうちに終了することができました。
 この研修会の発表資料等については、高次脳機能障害情報・支援センターホームページに掲載しておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/data/brain_fukyu

戻る(o)