平成26年度学院卒業式
                学院事務室

去る3月3日(火)、当センター学院講堂において、平成26年度学院卒業式を挙行しました。厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課施設管理室 佐藤室長をはじめとして多数のご来賓や当センターの幹部職員が出席をいただくなか、始まりました。

まず中村総長より卒業生55名に対し卒業証書が授与されました。卒業生は自分の名前が呼ばれると緊張の面持ちで壇上に上がり、卒業証書を受け取っていました。卒業生の表情からは、無事に課程を終えたことに対する誇らしさや喜びそしてリハビリテーション専門職として活躍することへの決意がうかがえました。

卒業証書授与のあと中島学院長の式辞があり、「蛍の光」の歌詞をとおして読書の大切さにふれ、「就職してからは通勤電車等の時間も大切にして、努めて本を読むようにしてほしい」と述べられました。また、エピソードをとおして別れの大切さに触れ、「リハビリテーションの専門家として、患者様から頼られる絶対的な存在になってほしい。それゆえ出会いの終わりに結びがつけられる「お大事に」「お元気で」「お幸せに」と患者様に声をかけてあげてほしい」とはなむけの言葉を述べられました。

厚生労働大臣祝辞が佐藤室長より代読された後、中村総長から、「皆さんは、病や障害をもつ方々の力になりたいという熱意をもって、学院に入学されました。そして、保健、医療、福祉の専門職として、社会に今旅立とうとしています。卒業生の皆様には、この学院で学んだことに自信を持ち、専門職として、社会の期待に応え、障害のある人のために活躍していただきたいと思います。」と祝辞をいただきました。

引き続き、来賓紹介及び祝電披露が行われた後、リハビリテーション体育学科1年の上嶋翔太さんが、「先輩方は胸に希望と夢を抱き、新しい世界に歩み出そうとしていますが、その道は決して平坦な道ではありません。しかし、影が濃いほど、それを映し出す光も強いとも申します。困難が大きければ大きいほど、希望も大きいのです。どうか希望と夢を絶やすことなく、学院で学んだことを礎に、それぞれの専門分野でご活躍することを心より願っております。」と送る言葉を述べました。

これを受けて、言語聴覚学科2年の久野舞子さんが卒業生を代表し、「一番の財産となるものは、月並みな言葉となりますが、やはり人との出会いだったのではないかと思います。これから私達はそれぞれの道に進みますが、新しい生活におけるこれからの出会いも大切にしながら、この学院を通して得られた出会いをずっと大切にしていきたいです。」と別れの言葉を述べました。

最後に言語聴覚学科1年 田口瑛葉さんのピアノ伴奏により、全員で蛍の光を斉唱し、厳粛な雰囲気が漂うなか卒業式の幕を閉じました。特に蛍の光の斉唱は学院長が式辞の中でエピソードを述べられたので、式の出席者にとって感慨深いものとなりました。

卒業式に引き続き、卒業生主催による謝恩会が学院6階の大研修室で行われ、卒業生はお世話になった講師や職員に感謝の気持ちを伝えていました。

卒業生皆様方がそれぞれの進路において、今後、益々ご活躍されますよう祈念します。

卒 業 証 書 授 与

学 院 長 式 辞



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