学院スポーツ交流会開催される
                学院事務室

 去る5月10日(金曜日)、当センター陸上競技場及び体育館において、学院スポーツ交流会を開催しました。交流会は、日ごろ疎遠になりがちな他の学科の学院生及び教職員とスポーツを通して交流を深めることを目的に毎年開催しているものです。本年は、学院生、職員合わせて130名が参加し、4種目の競技で楽しく交流を深めることができました。
 交流会の開催準備のため、各学科から選出された実行委員により、延べ5回の委員会を開催し、競技内容・役割分担等について検討を重ねてきました。委員会は、学生が中心となって企画、運営されました。各学科で運営の役割分担をしたこともあって、学科間の交流だけではなく、学科内の結束も一層深まったと思います。
写真:選手宣誓の様子
 開会式は13時に始まり、学院主幹の挨拶、選手宣誓、準備体操等を行った後、13時30分から各学科の学生、職員入り混じってシッティングバレーボールとグランドゴルフが行われました。シッティングバレーボールは座った姿勢で行うバレーボールで、健常者の方も足に障害を持った方もともに楽しめるスポーツとなっています。普通のバレーボールのように追いかけ転げたりと熱戦が繰り広げられました。グランドゴルフは1チームにつき1つのボールを使用、チーム内メンバーで1打ずつ交代しながらプレーしました。勝負どころで順番にあたったプレイヤーは緊張した面持ちだったのが印象的でした。2種目とも普段なじみのないスポーツですが、大いに盛り上がりました。
写真:シッティングバレーボールの様子 写真:グランドゴルフの様子
 その後ドッチビーとリレーが行われました。ドッチビーはドッチボールのルールでボールの代わりにフリスビーを使用しました。フリスビーの予測不能な動きにとまどいながら熱戦が繰り広げられました。リレーはボール運びリレー等を行いました。目隠しリレーでは伴走と息のあったチームが、目隠しを感じさせない走りをしてくれました。
写真:ドッチビーの様子 写真:ボール運びリレーの様子
 そして、夕方からは学院棟で懇親会を開催しました。懇親会では、表彰式やゲーム大会などで引き続き大いに盛り上がり、とても有意義なひとときを過ごすことができました。
 最後に、学院生を代表して義肢装具学科の湊川素子さん、手話通訳学科の衣川優里さんに感想文を書いていただきましたので、紹介します。

義肢装具学科2年 湊川 素子

 実行委員として準備不足に不安を感じつつ迎えた当日ですが、天候に恵まれ、委員以外の学生の協力もあり無事終えることができました。
 私が参加したのはシッティングバレーとリレーです。シッティングバレーはコートに直に座った状態で、軟らかいゴムボールを使って行われました。ボールがふわふわとしているため、素人の私たちでもラリーが続き、バレーをやっている実感を存分に味わうことができました。1ゲーム10分が短く感じられ、残念でした。
 後半のリレーはスキップやボールドリブル、伴走ありの目隠しなど6つの形式が準備されており、全ての種目に全員が参加しました。普段は授業に遅れそうな時くらいしか走ることもありませんが、試合が始まると「勝ちたい」という思いが強くなり、50m6回分を必死に走りました。結果は1勝もできなかったのですが、チームのみんなと順番や走り方を考えたり、他のチームの応援もしたり、こちらもシッティングバレーと同じくあっという間に時間が過ぎていきました。
 終了後の懇親会では他学科の多くの方たちとお話しする時間が持てて、普段学院棟から遠く離れたPO棟に在籍する私としては、新鮮な感じがしました。
 このスポーツ交流会の目的は「交流」ですが、準備段階も含め、和気あいあいとするだけでなく、短い時間ながらも同じ目標に向かって一生懸命取り組む瞬間を共有できることに価値があると感じました。

手話通訳学科1年 衣川 優里

 入学して初めての学院イベントであるスポーツ交流会・懇親会を終えて、今はホッとした気持ちでいっぱいです。学科代表の実行委員になり、当日までに委員会で話し合いを重ねながら準備する中で、初めて会った他学科・他学年の人たちと上手くいかないことが多く不安だらけでしたが、クラスメイトたちがいつも励ましてくれ、また委員長の花城さんが笑顔で引っぱってくれたおかげで無事に終えることが出来ました。とにかく参加する皆さんが楽しめるものにしたいと思い、出来る限りがんばった結果、当日たくさんの笑顔を見ることができ、とても嬉しかったです。しかし改善点・反省点は多々あるので、来年はそれを活かしてよりよいものにできるよう努めたいと思います。
 普段接することのない他学科・他学年の方々と、初対面ながらもチームとして協力してスポーツする中で自然と生まれる一体感が心地よく、スポーツの力は偉大だなと改めて思いました。このような経験のできる機会を頂いたことに感謝しております。今後の学院生活も、皆さんと協力して苦しくも楽しく乗り越えていけたらと思います。ありがとうございました。



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